いらっしゃいませ。
こんにちは、ジローです。
おかげさまで、このブログも本日にて、1ヶ月となりました。
まずは略礼ながら、ご訪問下さった皆様にお礼を言わせて下さい。
本当にありがとうございます!
さて、今回は、想像にて変化する演出者の話。
筆者方では、怖い話の要望が出た際に、彼ら抜きでは物語は進まない。
A君とB君である。
彼らには時に、C君も登場することもあるが、基本は二人で芝居をする。
彼らには固定のキャラクターはない。
聴衆である、小学生の姉妹と幼稚園男児の末子の頭の中のスクリーンにのみ、登場している。
A君とB君は、時に遅刻の癖がある緩めの子と、しゃべりが年寄りめいた忍耐強い子になる。
彼らは9時に待ち合わせをしたが、案の定A君は時間通りにこない。
1時間も我慢強く来訪を待ったB君は時計をみて、のろいのぅ、と言って時間をつぶやくことで、呪いの十字架、が完成する。
A君とB君は、時に悪魔のぬいぐるみを自慢したい子と興味本位に見てみたい子になる。
友人の家にぬいぐるみを見せてもらおうと恐る恐る部屋に入った友人は、見渡す限りぬいぐるみなんてない友人の部屋に通された。
ビビりながら言われるままにクローゼットを開くと、かわいらしいクマの人形があり、あっ、と思わず声を出してから、見つけた人形についてつぶやくことで、悪魔の人形、が完成する。
A君とB君は、時に人間から姿を変え、青い血液が流れる生命体になるが、なぜか赤ちゃんことばを繰り出す。
彼らは仲良くトマトジュースを飲むことになった。
2人はとても美味しそうに、喉を鳴らしながら飲んでいる。
飲み干した彼らは、あ〰、とうまさの余韻に浸る感嘆の声を漏らした後、おいち、とうまさについて表現したことで、青い血、が完成する。
そうして、A君とB君の登場する際は、細かな演出が必要だ。
物語が始まるときは、声のボリュームを下げて、ささやくように話し出す。
A君とB君の名前が初めて登場する際には、エ〰君、ビ〰君と語尾をのばしてみたり。
間を作るために、効果音を声に出してみたり。
話が終わる。
聴衆は、怖がるどころか、笑い転げている。
ネタが尽きても、オチを知っているのに、要望が入るため、
今日は怖いで
と念押しして、若干のシナリオを変更したA君とB君に登場してもらう。
しかし、最後は知っているオチになるため、聴衆はやはり、笑い転げている。
この話には注意点がある。
聴衆からの要望があっても、決して寝る前にはしてはいけない。
聴衆は寝るどころか笑い転げるため、もう1人の大人が本当に怖い顔をしてやってくるからだ。
追伸
皆様、1ヶ月お付き合い下さりありがとうございます!
このブログはほぼスマホで書いているのですが、そのためほぼ飾り気もありません。
何気ない、とりとめのない話が順不同で繰り出されていきますが、今後もぼちぼちと続けられたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
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