いらっしゃいませ。
こんにちは、ジローです。
ご訪問ありがとうございます。
さて、今回は、怒りで自分が見えてなかった話、の完結編です。
前回の話⬇
surrealsight.hatenablog.com
前々回の話⬇
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入院生活が流れていき、前向きになるにつれ、ここでしか出来ないことをやろうとした。
幸い、自分だけの時間がかなりある。
病院の食堂には、過去の入院患者が置いていった数々の本があり、読んでみたかった
も全巻あった。
これを皮切りに、片っ端から読んでいく。
途中、時々運動をして、たまに看護師さんに見つかり
病人やのに何をしてるんですか
と注意されたり、
入院して身体鍛えるって変わった人やね
と笑われたり。
その頃には、もう前みたいな日中の眠気も完全になくなった。
なるべくして、病気になってしまっていたことが、やっとわかってきた。
これは、
このまま泥沼に入って抜け出せなくなる前に、その状況から引き上げてもらってリセットしてくれている
だから
心身の健康の絶対値を治しなさい
元気になってやっていけよ
って誰が言ってんのかわからないけど、そういう何か外的な自分では触れない大きな力で、言わばいい意味で
強制的に治してくれている
感覚を持つようになった。
ただ、その代償は大きかったけど、今思えば当時の筆者はこうでもしない限り、いうことをきかなかったような気がする。
退院すると、冬がなくなっていた。
ダウンジャケットは、もう必要がない。
家に帰ると、子どもが待っていた。
これだけで十分だった。
妻にも感謝を伝える。
消毒には、めちゃくちゃ厳しく言われるが、迷惑かけてるので、仕方がない。
仕事にいくと、いろんな部署の人が顔を見せてくれる。
本当にありがたい。
腹を立てていた上司には、お礼を伝えて、その上司の足りないところは上手くフォローするようにすると、めちゃくちゃ業務が回っていき、部下も管理職からいい評価をもらえるようになった。
係が変わり、誰も文句や悪口を言わないところに内部異動する。
以前のような殺伐とした嫌な空気が微塵もない。
そっか、全然気付いてなかっただけで、こうしとけばしんどくなかったんや
と実感した。
何が起こるかわからないけど、とらえ方次第でどうとでもなるのかもしれない。