ジローの部屋

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日頃の生活に、何かプラスになることを。

差し込んだ一枚の、小さなメモ

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。

こんにちは、ジローです。

たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!

おかげさまで、ぼちぼちとこのブログも間もなく、始めて2カ月です。



さて、今回は、大学の友人に送ったロール状の小包、の話。

では、どうぞ。




学生時代に教員養成の課程を受けていた筆者は、大学3回生の時の実習で躓き、道を変更することにした。

当時のコースの言わばクラスメート達は皆それぞれの出身県に戻ったり、都会に出たりして教員になった。

学生時代のクラスで主要メンバーであった、酒を飲んだらやたらくどいやつ。

彼も現役で合格して教育の道に、足を踏み出す。
元々が明るい性格で、高校までは野球をやっていて、阪神タイガースをこよなく愛していた男だった。

彼は持ち前の明るさとバイタリティーで、仕事に取り組んでいた。
時々集まって話をするときの仕事の話は、やはり、やたらくどいが、仕事のやり甲斐を感じてやっている様子が、垣間見える。

筆者は自分がその道に進まなかったため、彼らの話は少し眩しく、興味深い。

彼は、早くに最上級学年の担任を任され、学校の様々な問題や保護者との問題、学校の教科会などの仕事もこなしていた。

少し、やりすぎなんじゃないかって心配するくらい。


また数年が経ち、それぞれが結婚して、また集まる機会が出来た。

そうして、やたらくどい彼と仲のよかった同じクラスメートから、実は彼が悩んでいる、という話を聞いた。

あれだけ明るく、行動力もあった彼が、悩んでそのクラスメートと時々飲みに行くらしい。
二人とも馬鹿がつくくらいの教育談義をする。

いつもそういう話をして盛り上がったあと、彼は急にトーンが落ち、なぜかすっかり自信をなくしているようで、相談にのっているものの、あまり上向きにならず、心配だ、と。

なんとかしてあげたいが、どうしたら良いだろう、というのがくどい彼から相談を受けた友人の、相談だった。


筆者は、当時仕事が忙しく、なかなか会う時間が作れなかった。
どうしようか考えて、1つ思いついた事があり、それをやることにした。



1ヶ月後位に筆者に相談をしてきた友人から、連絡があった。

その友人は、くどい彼から電話があったようで、やや上ずった声で切り出した。


くどい彼の元に筆者からロール状の小包が届いた。
彼は、なんでいきなり贈り物なんやろうと、不思議に思い封をあけた。

包装を破るとそこに出てきたのは、阪神タイガースの翌年のカレンダーだった。

おぉ、すげえ。

でも、なんでこんなのを送ってきたんや

と不思議に思いカレンダーを持ち上げると、小さなメモが、ひらひらしたらしい。

そのメモには、こう書いてあった。




何小さくまとまってんの、らしくねぇんじゃねぇの



彼はそれをみて、すぐに嫁さんに見せたようだ。
嫁さんも、彼の落ち込み具合を心配していたようで、その嫁さんからも友人は話を聞いたようだった。
何せ、彼のテンションの上がり具合がスゴかったらしい。

彼はそのメモを財布に入れて、持っているということを嬉しそうに話していたようだった。

なぜ、こんな絶妙なタイミングで、普段贈り物なんてしあってないのに、筆者から送られてきたのか不思議だったようだが、とにかく上機嫌でその話をしていて、以前のくどさが戻ってきていた、という話だった。


へー、それはよかったな、くどいのは面倒だけど(笑)

と話をして電話を終えた。



阪神藤川球児が引退する。
筆者達と同い年の、日本を代表するストッパー。

彼に送ったカレンダーの表紙は、このストッパーが飾っていた。

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