いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。
さて、今回は、街を歩いてて思い出した、話。
内容的に少し、気分を害される方がいるかも知れません。
あらかじめお断りしておきます。
では、どうぞ。
神戸の街を歩いていた。
ターミナル駅前の横断歩道手前。
マルイからターミナルに渡る、人がたくさんたまる場所。
数年前、ちょうどこの時期、コートを着ていたときにそれが起こった。
当時、昼間の時間帯で筆者は先輩と駅を目指して歩いていた。
前にはまばらに人が歩いている。
ただ、ありふれた光景なのでどんな人が歩いているかなんて、気にもしていなかった。
ふと、前で
ドサッ
と何か落ちたような音がした。
何気に前を見ると、若い女性の悲鳴が聞こえる。
30メートル位前で人が倒れていた。
その横で悲鳴を上げた女性が、倒れたであろう女性の名前を呼んでいる。
駆け寄ると、倒れた人は少し痙攣を起こして、意識がない。
徐々に取り乱した若い女性の声が大きくなる。
一人の女性の通行人が救急車の通報をしだした。
筆者を含めた数人がしゃがみ込んで、介抱しようとしている。
呼吸の確認をして、痙攣が落ち着くか様子を見、気道確保の体勢がとれるか、確かめる。
遠巻きに人が円形に集まりだし、思い思いにこちらの様子を伺っている。
痙攣していた女性は、失禁しだしていたので、筆者はコートをかけると、それに気付いた救急車を呼んだ女性が声をかけ、まわりの数人の女性で、壁を作り出した。
筆者は再度消防に電話をして、回線をつないだまま、現在の状態を伝えながら応急処置を聞いて対処する。
意識を失っていたので、友人であろう取り乱した人に
本人には聞こえているから呼びかけをするように
と話すと、彼女は少しずつ落ち着いてき、呼びかけを始めた。
取り巻きに倒れた様子を見た人がいるか聞くと、看板を持っていたおじさんが見ていたようなので、救急車が来たら、状況を伝えてあげて欲しいとお願いする。
そうしていると
私は看護師です
という人が現れた。
筆者は現状の応急処置を、肩とほほで携帯はさみながら、その人に説明して交代する。
立ち上がると女性の壁は、人数が増えていた。
自分に何が出来るかを考えてくれている。
救急車の音が聞こえてくると、
誘導してくるわ
と声をかけてくれた、おじさんがいた。
筆者は全く関係のない赤の他人だが、ありがとうというと、その人は頷いて交差点にかけていった。
数人の男性が続いていく。
救急車が到着する。
ちょうど痙攣していた女性は、少し反応を見せ始め、意識が戻りかけていた。
後はプロが対応する。
コートをとって、汚れが無かったので、また着て駅に向かうことにし、友人であろう女性に、倒れた彼女は服が汚れているから、何か買って病院に行ってあげて、と声をかける。
筆者は通報をしていた人達と目を合わせ
びっくりしましたね
でも意識戻ってきたみたいなんでよかったですね
と話をし、その場を後にした。
確か、あの日も寒かったな。
お問い合わせはこちら
surrealsight.hatenablog.com
いろいろな人のブログがあるので、こちらもどうぞ。
ブログアンテナ