ジローの部屋

ジローの部屋

日頃の生活に、何かプラスになることを。

腹痛銀行との、取引

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。

こんにちは、ジローです。

たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!

おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。



さて、今回は、筆者の妄想、の話。

では、どうぞ。






人はなかなか自分勝手な生き物だ。

緊張したとき、
大事な試験のとき、
難しい案件に取り組むとき、

こういうときにはよく腹痛がやってくる。

これは筆者の勝手なイメージだが、筆者の場合腹痛の調子は

和太鼓の音がどんどん大きくなって、テンポも上がってくる感じ
で迫ってくる。

ほんとこいつはやっかいで、一回フィーバーかかって、アンコールがかかることもある。



まだ高校生ぐらいのころ、今日は休みたいな、と思っても、残念ながらそういうときは、和太鼓が鳴らない。

力強く叩いていたやつはどこにいったんだ。


大人になって、ちょっと追い込まれていた頃、さすがに仕事で休みたいなと思うことはあっても、休むわけにはいかないのでズル休みはしなかった。


しかし、腹痛が欲しいこともある。


筆者は健康診断を受けた。

一定の年齢になると、白い液体を飲み、

右に回って下さい
はい、仰向けになって
はい、そこで息を吐く
はい、左手だけレバーもって

と機械の中で、やたらと転がる検査を受ける。

この液体は、検査終了後、体外に出さないと固まって、下手したら死ぬ。

一度職場の人が、この白い液体を飲んだ後に、その人は胃に穴が開いていたようで体内に漏れて、えらいことになり、亡くなった。


筆者はもともと出にくい体質なのである。

若いときは健康診断をなめていたが、この話を聞いてから、白い液体について恐怖を感じるようになった。

これ、他に方法はないんだろうか。



毎年、検査が終了後薬をもらうが、筆者は足りない。

検査の担当者に、丁寧に、しかし内心必死

もっとくれ

という意図を伝える。

担当者に温度は伝わりにくい。
機械的に二錠だけ追加される。



仕方がない。
始めるか。
筆者は最初の二錠を飲み、体内に水を流し込む。


そして、ここから雨乞いのように、腹痛を召喚する。

かつて、ズル休みしたいと邪な思いで、腹痛の和太鼓を召喚しようとしていたが、今は違う。

去年はとうとうその日のうちに和太鼓がならず、日が変わってようやく鳴り出した。


それだけに今年は、力を入れて雨乞いをする。


来ない、なかなか来ない


誰か腹痛の銀行作ってくれ


筆者:ちょっときつめの即効性あるやつを下ろしたいんだけど

行員:すみません、お客様。残高が不足してます

筆者:なにー、入痛してなかったかぁ。
この前けっこういいの来てたのに、預けときゃよかった





ちがう、こうじゃない!




筆者:ちょいとしっかり効くやつを頼むよ

行員:お客様、これはけっこう危ないので、ご利用後は駆け込んでくださいませ

筆者:気をつけるよ


これだよ、これ。
すぐに和太鼓が鳴り出すやつ。



筆者はトイレにこもって、妄想していた。
太鼓はまだ鳴らない。



仕方ない、もう二錠、薬飲もう。

お問い合わせはこちら
surrealsight.hatenablog.com

いろいろな人のブログがあるので、こちらもどうぞ。
ブログアンテナ