ジローの部屋

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日頃の生活に、何かプラスになることを。

なぜか、その存在が気になって

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今日は雨と非常事態宣言。

必然的にステイホームになる。


こんな日は外に行けないけど、せっかくの休みなのでやはりぶらりと買い物に出かけたくもなる。

そういえば、まだ長男が幼稚園にも上がっていなかった小さかった頃、とあるお店で一人の仕事をしている人と出会った。

さて、今回はそんな、意外な人が、思わせること、の話。

では、どうぞ。






とあるショッピングセンターの前には、幅の広い歩道があった。

買い物に車で来るお客は、その歩道を横切って立体駐車場に入っていく。

そのため、ところどころに警備員が立っていた。

この手の警備員は、少し年配の方が多く、外で仕事をしているため日に焼けた方が多い。




子どもを連れてその歩道を歩いていると、ある警備員が声をかけてきた。

彼は、メガネをかけた小柄な男性。

60歳過ぎぐらいだろうか、日に焼けた顔をしている。

この日は確か、夏の日だった。




小さい子どもを連れていると、子どもに声をかけてくる人はけっこういる。

その手の人かと思い、軽くあいさつをして通り過ぎた。

彼は子どもが好きなのかも知れない。






2回目に同じ場所を通ったとき、彼はまだ勤務していた。



筆者は、両手を長女と次女とつなぎ、長男を抱っこひもで前抱っこしていた。



彼は

ちょっと待ってよー

と声をかけてきて、通しかけていた車を先に誘導していた。

そして、振り返り

おや

と言っている。

どうやらうちの子どもを覚えていたようで、筆者の担いでいる抱っこ紐のなかで寝ている長男を探して

あれ、もう一人いたのにな

とつぶやいている。



そして、彼は長男の居場所を発見し、

あぁ、お休みでしたか、お気をつけて

と言って、にこやかに通してくれた。



筆者は

よく覚えてたな

と感心しながら通り過ぎた。







3回目に同じ場所を通ったとき、彼はまだ勤務していた。



やはり声をかけてきて、2,3言子どもと話をし、子どもも嬉しそうにバイバイをしていた。

筆者は通り過ぎた後に振り返ってみた。

なぜか、その存在が気になって。




すると、彼は車道からくる車を停めて、走ってきた自転車を先に通そうとしていた。



自転車の女性がそれに気付いて、少し急いでこいでいく。

彼は、

急がせちゃってごめんね

と通り過ぎていく自転車に話していた。

彼女もにこやかに会釈していた。




その後何台か車を入れて、今度は歩道をおばあさんが歩いてきた。




やはり彼女も彼に気付き、車を停めてくれていたので小走りになろうとする。



そうすると彼は彼女に

いいよいいよ、急がなくて

と声をかけた。


そして、にこやかな笑顔で、頬と歩を緩めた彼女の通過を待つ。




彼女が通り過ぎると、その笑顔のまま、待ってくれた車の運転手に敬礼してお礼を言っていた。

運転手も釣られたのか、にこやかに頷いている。






彼は通行人と来客に声をかけていた。

いい笑顔を差し込んで。






たった一人の警備員。

その一人でも、またここに来ようかな、と思わせることができるんだな。


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