ジローの部屋

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【交渉人編 後編】ドヤ顔で他の友人に語り出す、ポイント

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。

こんにちは、ジローです。 たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!

おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。

 

 

さて、今回は続きものの最終話となる第3話。

交渉人編がこの話で完結します。

前編と中編はこちら⬇

surrealsight.hatenablog.com

surrealsight.hatenablog.com

 第3話。

では、どうぞ。

 

 

 

 

 

2浪した幹事は怒っている。

彼の蟲の居所が収まらず、電話の相手に謝らせたいらしい。

筆者はなだめていると、当直の警備員から

電話かかってきましたよ

と、遠くで筆者らを呼ぶ声がした。

はいはいと言って、筆者らはかけていく。

 

最初の怪訝さが全く消えたさっきの電話の相手は

 

先ほどはありがとうございました

家で先ほどの電話の話をすると、家内にえらく怒られまして

見かけないコートが一着ありました

私のものとよく似たヤツなので、おそらくこれがお探しのコートじゃないでしょうか。

 

と申し訳なさそうに話している。

そして

 

どうしましょうか、この時間なので送りましょうか

 

えーっと、寒いんやけどなぁ、と思ってどう返そうかな、と思っていると、電話の後ろで声がする。

そして筆者は思わず耳から携帯から離した。

 

あんた!

あんたが勝手に酔っ払って人様のコート持って帰ってきたんやろ!

しかも話を聞いてたら、お得意様みたいじゃないの

何眠たいこと言ってんの

さっさと返しに行ってしまいな!

 

耳から離しても、よく聞こえた。

こわっ。

 

 

 

少し間が空いて、さっきの人が電話口に現れた。

 

すみません

今からそちらに持って行こうと思うのですがよろしいですか?

 

あ、お持ちいただけるんですか?

助かります、なんせ私は姫路の人間じゃないもんで。

ただでさえ仕事でお世話になってるのにすみません。

 

いえ、私が間違えたので本当にすみません。

 

そうして通話は終了した。

当直警備員には、

さっきの人が今から会社に来るらしい、コートはその人が持っていた、

と伝えると、

そうでしたか、迷惑かけましたなぁ

と頭を下げてきた。

 

いやいや、警備員さんのおかけで助かりました

と筆者は返す。

 

どういう話になったのか詳細を聞きたがる2浪した幹事は、筆者をまたつまんで端に連れて行った。

 

カクカクシカジカこういう話になってと話し、電話の向こうの奥さんらしき女性の話をすると、爆笑していた。

2浪の幹事のツボを押さえた的確なツッコミだったらしい。

 

自動販売機でホットコーヒーを買って暖をとる。

 

そして、そろそろ時間になったので警備会社の前の道路に出ると、ちょうど1台のセダンが横付けした。

 

助手席から男性、運転席から女性が降りてきて、平謝りされる。

 

いやいや、ほんまにそこまでされなくても

と恐縮して、お互いコートが返ってきてよかったですね

と返す。

 

元野球部のコートは紙袋に収められていた。

ほんまにご迷惑をおかけしました

と女性が再度頭を下げてくる。

 

そうして、探し物は見つかった。

紙袋には元野球部のコートの他にお菓子が入っている。

散々断ったのにわたされてしまった。

電話のとおり、なかなか押しが強い人だ。

 

当直警備員に声をかけて警備会社を後にする。

寒いので、また早足で戻る。

2浪した幹事が呟いている。

 

やっぱり腹立つよな、こうして時間もかかったわけやし。

やっぱ最初からキレてきっちり謝らせたらよかったんちゃうん。

ジローは最初からあの人がコート持ってるってわかってたわけやろ。

やっぱりもっと怒ってさ、しっかり元野球部に謝らせた方がよかったやん。

 

まぁ、そもそもあの人がこのコート持ってるって確証はなかったやろ。

あの人も忘れただけかもしれないし、別の人が持ってる可能性もある。

その状態でその人にキレたらヤバいでしょ。

俺らは今日このコートを回収したい。

こっちの素性がヤバそうと思ったら、仮にコート持ってても、知らんって言われたらおしまいやん。

持って帰った人はどこに住んでるかもわからない。

だから、まずこちらを信用してもらわないとな、いきなり訳わからない話だから。

 

 

最初は向こうも構えてたけど、こっちの話を聞いて向こうが引け目を感じて話し方がかわったから、そこからこちらが困った感じを出せば、なんかしようと思ってくれるやろ。

でもな、向こうもおそらく飲んでるから、どうやって持ってきてもらうかが問題やったんやけど、上手く助け船が入った(笑)

まさにあの奥さん、ファインプレーやわ。

 

筆者はケラケラと笑う。

2浪した幹事は唖然としている。

そして

 

そういや、ジローはあの警備会社知ってんの?そんな言い回ししてたけど。

 

あぁ、全く知らん(笑)

適当に言ってみたら上手くいったな

 

2浪した幹事はまた唖然としている。

そして、ジロースゲーな、と10回ぐらい言っていた。

 

 

筆者らは元野球部と合流する。

コートが返ってきて歓喜する元野球部。

そして、2浪した幹事が話し出す。

ポイントは今日中にどうやってコートを回収するか、なんや。

ドヤ顔で、他の友人に語り出す。

さっきまでキレて謝らせろって言うてたくせに、全く。

 

まぁ、いいか。

コートは戻ってきたし、元野球部の機嫌も直ったし、酒の肴になる話も出来たしな。

 

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