いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。
筆者は最近は、なかなか立て込んだ毎日です。
さて、今回は、ふと見つけた別の時間の流れ、の話。
では、どうぞ。
時間ができたときに普段行かない本屋に顔を出してみた。
広い商業施設のフロア全体を占める本屋には、たくさんの棚がある。
この棚の中を、ジグザグに歩きながら、店の構造を楽しむ。
めったにいかない本屋に行くと、筆者はなぜかこういった行動を取ってしまっている。
そうしていると、広い店舗の奥から、何やらいい香りが漂っていた。
香りの先には、ちょっとした喫茶店が併設されていた。
BGMは歌のないジャズ。
半円状の店の壁に向かって、机と椅子が並んでいる。
机が一席で独立しており、さらに間仕切りされて、ゆとりのある空間。
そして窓があるがそこには本棚があり、筆者が選んだ机の前には太宰治全集が並んでいた。
そこで普段飲まない、紅茶をたのんでみた。
すぐに用意されて渡されるのではなく、できあがりを知らせるブザーがなる機械を渡される。
席に戻り、少し机に向かって待つ。
久しぶりに時間が少しゆっくりと流れる感覚になる。
ほどよく温められたカップに注がれた紅茶には、蓋がしてあった。
蓋を取ると、暖かい湯気とともに香りが昇ってくる。
なるほど、こうやって時間を愉しむんだ。
こんなところで、小説を書いてみたら面白そうだな。
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