いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。
さて、今回は、番外編。
まとまった時間にあった訪問者、の話です。
では、どうぞ。
筆者は今日、まとまった時間が出来たので今まで考えたものを書いてみようとした。
どこでやろうか考えて、前回はいい感じの空間を見つけたが、今日は天気がよかったので大きな公園でやることにした。
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公園にはたくさんの人が来ていた。
小さな子どもを連れた夫婦。
友人同士の学生風の女性。
休憩中のサラリーマン。
新聞を読んでいる、年配男性。
皆、それぞれの思いで、暖かな陽気を楽しんでいる。
公園の向こうの方で、賛美歌のようなソプラノの声が響いていた。
何か音楽がかかっているのかと目を凝らすと、譜面台が半円状に並んでいる。
生歌の練習中だ。
すごいなと感心しながら、筆者は腰を下ろし、スマホを置いて、ブルートゥースの無線キーボードを鞄から取り出した。
これのおかげで、少し作業効率が上がっている。
考えを打ち出していくのはけっこう面白い。
パチパチと打っていると、人に慣れた鳩や雀が近づいてきた。
あいにく、君らの食べ物はないんよね、と思う。
そうして、またパチパチと打ち出した。
しばらくすると、近くで声がした。
ふと目をあげると、不思議な顔をした体操服の少年が2人。
あの人、パソコン練習してるんちゃうん、とつぶやいている。
もう一人が聞こえるやろ、とツッコミを入れていた。
念のため周りを見渡してみたが、筆者と少年しかいない。
彼らは、キーボードだけを持っている筆者を不思議に思っていたようだった。
足の向こうに置いていたスマホは彼らから死角になっていたので無理もない。
筆者は知らない人に話しかけて来たこの少年達が不思議だった。
筆者は、これが無線でつながっててな、スマホに、と説明してみた。
スゲー、と言って近づいてくる少年。
種も仕掛けもない、とマジックのようにキーボードを持ち上げてヒラヒラさせてみると、少年は、今の機械はこんなんなんや、とつぶやいていた。
少年達が離れていく。
そんなに不思議なんやな、と自分の姿を客観視してみた。
スーツ姿なので、仕事してる風には見えるかな。
しばらくするとまた少年達がやってきた。
おじさん、まだ仕事してんねやろ?
ほら、あれしか持ってへんやろ。
と一人増えた仲間に説明している。
筆者は仕事はしていない。
小説を打ち込んでいる。
2話ほど書けた。
しかし、まだ終わらない。
でも、説明がややこしい。
だから、まぁな、と答えて、仕事をしていることにした。
少年達は、スゲー、と言って向こうへかけていく。
たぶん、君らが大人になる頃には、このヒラヒラさせた板すら、ないかも知れないな。
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