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こんにちは、ジローです。
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さて、今回は、カーステレオから編でございます。
ラジオからの、小さな幸せ、の話。
では、どうぞ。
ラジオ局の周りはどんよりした雲が広がっていたが、光が差し込んできたようだ。
DJが、今見つけたような感じで、「あ、雲間が見えてきましたよ~」と嬉しそうに語りかける。
ずいぶんと春の曲が増えて、卒業系の曲も流れている。
どことなく懐かしい、何処となく儚い感じ。
そういう空気が漂うなか、DJは次の、女性から送られたメッセージを披露する。
〇〇さん、こんにちは。
遠距離恋愛が続いていたのですが、ようやく婚約出来ました。
入籍の日に、彼は外せない出張が入ってしまって、凹んでるんですが今日は入籍前の最後に会える日なので、ちょっとサプライズしようと思ってごちそう作って、ちょっとしたプレゼントも用意したんです。
入籍の時に会えないのでお祝いを先にしようと思って。
読んでいるDJの彼女の声が、メッセージを読むにつれ、にやけてくる。
なんなのなんなの、いいしゃじゃないの~
彼女はそう言いながら、差し込んできた日差しを振り返る。
彼女のリクエストは、back numberの「花束」だった。
以前なら、サラッと流していたような話だが、最近はなぜか涙腺のガードが、ずいぶんとお粗末になり、よかったなぁ、とニヤけてしまった。
途中、我に帰り、顔を正す。
危ない、危ない。
信号待ちでこの顔をして、隣から見られたらたまったもんじゃない。
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