ジローの部屋

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日頃の生活に、何かプラスになることを。

ケガとの、向き合い方

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。

こんにちは、ジローです。

先日は半年経過について、たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございました!

さて、今回は、ケガとの向き合い方の話。

では、どうぞ。










筆者は学生時代、ラグビーをやっていた。

筆者が行っていた大学は教育系の大学のため、ラグビーの強豪校ではない。
一学年200人程度、しかも男女比は3:7なので、体育会のどの部も存続が毎年問題になっていた。

ラグビー部が高校にある学校は少なかった。
だから、大学から始める初心者が多く、それでもなんとなかるレベルだった。

ただ、1回生の頃は慣れるので一杯。
しかも、痛い。
いい勢いで突っ込んでくる相手に対していいタイミングでタックルに入ることにまず勇気がいった。

2回生の時は少し目立つことも出来だした。
もともとサッカーをやっていたことでキックが出来たこともあり、人にはない武器があった。
以前のワールドカップで五郎丸選手が蹴っていたプレースキック
あれを筆者も出来たので。

もともと筋トレをしたくて部に入ったのだが、3回生になると身体も当初に比べるとだいぶ出来て来だした。
もともと、部員が少ないため、自分達の上も少ない。
必然的に、俺たちでチームを盛り上げて行こうぜ、という雰囲気だった。


大学ラグビーは、秋にリーグ戦が行われる。
そこに照準を狙い、一年間チームを作っていく。
当然、来年は自分達の年。
そこも見越してやっていた。


そのため、プレーの幅を広げようと、走り込んで戦術や個人プレーの選択肢を広げようと練習に明け暮れた。
時々考えていたプレーが試合でできてくる。
そして、最後の仕上げを、8月長野県にて合宿をやって、万全の状態でリーグ戦に臨もうとしていた。

そんな合宿の試合の中で、筆者は右足首を複雑骨折した。
もう少しでトライだったところ、そのもう少しが届かなく、3人のタックルを受けて右足が曲がってはいけない方に倒れていく。





全治3,4ヶ月。

野戦病院と化していた現地の病院で、今期絶望を告げられた。
その年、意識高く積み上げてきたものが全部水泡に帰す。

合宿中、筆者は完全に腐っていた。
何のためにやってきたのか、これからどうしたらいいのか。
他が外で土にまみれているとき、宿舎の部屋に残ってひたすらゲームのレベル上げをする。
自分がいるはずだったところに、誰かがいる。
後輩の活躍をまともに見られなかった。


大学に戻り、地元の医者から最終戦に間に合うかもしれないと気休め程度に言われた。
しかし、筆者にはこれが望みになった。
トレーナーにリハビリメニューを組んでもらい、トレーニング室でひたすら地味に地道なメニューをこなしていく。
オフ以外の日は、松葉杖をついてグランドに顔を出し、そこからトレーニング室にむかった。
絶対に間に合わせてやる、と意気込んで。


歩けるようになったとき、
走れるようになったとき、
全力疾走出来たとき、
こんなにも走れることが面白いものなのか、と思う。


結局最終戦には間に合わなかった。
ただ、リーグを終えて次の自分達の代になり、主将に指名される。


当たり前が当たり前でない世界を知り、違う立場になり、見えていなかったところに明かりが差す。

筆者は、上手くなることを、技術を磨くことと思っていた。
だから、プレーが出来ないことは遅れることとしか思えなかった。

しかし、リハビリで作った身体は4回生になったときのプレーの幅を大きく変えていた。
そして、腐ることがなければ、人生に無駄なことはないみたいだ。



海の向こうで、メジャーリーグのオープン戦が開幕し、各選手が調整に入っている。
昨年、今までにない不振に陥り、しかもケガでプレーが出来なくなった注目選手がいた。
その彼が、昨年の不振が嘘のような調子でを戦っている。

大谷翔平が復活した。
後退ではなく、より強くなって。


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