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さて、今回は、
先日、カフェで集中して短編小説の構想を練っていた。
次はどういう展開にしようか、誰のエピソードを書いていこうか、考えていくとふわっとイメージの動きがあるけれど、断片的でつながらない。
それぞれの良さを、どうつなげていくか。
これが考えないといけないところだった。
筆者は、三階の三席ある窓際の北端を陣取っていた。
うしろには丸テーブルが五席あり一人崖のソファが二脚ずつ向かい合って、壁にはカウンターテーブルと椅子が並んでいる。
ふいに男女の声がする。
ここがマクドであれば、高校生か大学生。
ただ、カフェなので年齢層が上がってくる。
その声の主の二人は、筆者の後ろの丸テーブル席に座ったようだった。
それまではただの、別のお客さん。
風景の一部みたいなものだった。
筆者は構想を練っている。
ノートに青ペンで図を書いたり、キーワードを並べ替えたり。
そして、一息ついたところで、マスクを外してコーヒーを飲もうとした。
不意に、
なんで付き合わなかったの
という女性の声がする。
男性は、
うーんそういう対象じゃないし
みたいなことを話していた。
アオハルか。
学生かなと思って筆者は聞き流す。
すると
女性は
私はAと付き合って欲しかったな
という話をしだした。
カフェの中で話をしているのは、筆者の後ろの二人だけ。
他にもお客はいるが、皆一人できているようで、音と言えば筆者のようにキーボードを打つ音がたまに聞こえるくらいだ。
そこに、店内BGMとしてジャズが流れている。
ドラマのワンシーンか、と一人でツッコミを入れて、目線をノートに戻すが、後ろの会話はテンポよく続いている。
コーヒーカップを、皿に置くカシャという音がしてまた、会話が始まっていく。
いやぁ、会社の同期やし、まだ仕事始めたばっかりやったやろ
なんでそんなに肩をもつん?
だって、東京で研修受けたときに始めて出来た友達で…
社会人になってまだ数年とおぼしき二人は、まだ蒼い話をしていて、Aという女性の良さを彼女はアピールしている。
そしてその話している女性は最近プロポーズをされたそうで…。
まったく、聞きたいわけではないのにどんどん会話が入ってくる。
筆者は、筆者の小説の登場人物である「雨宮淳一朗」の話を考えたいが、後ろの二人がいったいどういう関係なんだと、頭の中で検索が始まってしまう。
これがパソコンのモニターなら、ワードを広げているのに縮小されて、となりでグーグルさんがどんどん検索を進めていくような。
ウィンドウがたくさん開いて、ワードは動きが重たくなっていく…。
男女の友情は成立するのか。
婚約者がいるけど、別の異性と相談話をする。
うーん、まぁありえるか。
筆者も大学は教育系で、男の二倍以上を女性が占めていた。
よく以前は相談をされたな、そういや。
いやしかし、どこかわりきれないんだよな、そういうのって。
いやいや、貴重な時間を使って、やりたかった小説の続きを書きたいんだよ。
この微妙な流れに流されてはいけない。
え、男の方に彼女がいるの?
彼女いるのを知っているのに、なぜにAを推すんや。
あかん、わけがわからん。
あ、しまった。こんな時間に…。
ワードのウィンドウは全く画面上に見えなくなっていた。
421miyako (id:m421miyako)さんのブログに載っていた、コトバ。
そんな日もあるさ。
その日はまさに、そういう日だった。
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