ジローの部屋

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【ツインタワー編①】唯一見上げた、193

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おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。



さて、今回は、筆者の大学時代の話に遡ります。
書き出してみると何話かになりそうなので、ひとまず~編にしてみました。

では、どうぞ。







先日、外で食事をしたときに、久しく行っていなかった店に行くことになった。

今から20年前、その店は店の前の駐車場と裏にもう一つ駐車場があって、けっこう賑わっていたように記憶しているが、20年の間に駐車場は4倍くらい増えて、大きな看板が立っていた。
相変わらず、人気はあるようだ。

その店は味もさることながらボリュームがすごくて、体育会の部活に入っていた筆者にはかなり好印象な店だった。
ただ、大学からは車で1時間半ほど走らないといけない。
そのため、このチョイスになることは滅多になく、行こうという人間も限られていた。



筆者の学生時代の友人に、後の剣道部のキャプテンがいた。
彼は、大学で筆者が唯一見上げる人物。
身長が193センチある大男だった。
彼は非常に飯を食う。
そりゃでかくなるわ、と思わずツッコミをいれるくらいだったので、その店は彼と行った記憶があった。


広島出身の彼は、「じゃけぇ」「そうじゃろ」と関西弁に染まることなく広島弁を駆使し、ひょうきんな性格である。
祖父の代から、教育者を輩出し、教育系の大学に進学してきた彼は良血のサラブレッド。
実家は兼業農家で、馬はいないが肉牛もいた。
そして、剣道はめちゃくちゃ強いが、球技はからっきしという、憎めない要素を持ち、カラオケの十八番は、吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」と「アタックNo.1」。
リアルタイムで生きていないはずなのに、なぜかそれを得意げに歌い、普通の歌を歌わせるとひどく音程が外れていく彼に、筆者は教師を目指すにはこんな一面もいるのかと面食らった。


そういう彼とは同じクラスで、よく話し込み、同じ塾で講師のアルバイトもやっていた。横に並ぶと193センチと187センチなので壁に見えるときが周りからはあるらしく、仲間内からはツインタワーと呼ばれていることもあった。


筆者もラグビー部。食べる量に関してはひけをとらず、当時のエンゲル係数は非常に高かった記憶がある。そしてあちこち大盛の店を見つけては遠征していた。



筆者はそんなことを思い出しながら、懐かしのピラフをオーダーした。
そして来たプレートは今の常識に染まった筆者の予想を優に超え、かなりデカかった。
一緒にその店に行った人達は何人か食べきれず残していたが、筆者は、一応残さずなんとか食べた。


夜になって、仕事から家に帰ると久々に思い出した感覚が懐かしく、気分が良くて胸一杯だった。



しかし、もう若くない。その日は腹一杯で全然晩御飯が食べられなかった。


PS
せっかくなので、彼について少し書いてみようと思います。思いつきの話なので、何話構成か連続投稿かもまだわかりませんが、よろしければお付き合いを。



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