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さて、今回は、久しぶりにプリッツ編です。
プリッツは筆者の学生時代の心友で、彼についての記事はこちらから↓
surrealsight.hatenablog.com
今回は前編、後編の、前編となります。
では、どうぞ。
筆者の大学の友人であるプリッツは心理学系のコースに進んでいた。
筆者の大学は教育系の大学で、卒業時には論文を提出し、クリアすれば卒業となる。
プリッツはこの時、自身の怪我の経験から、怪我からの克服状況について、確かそれを心理学的に解析し調査をまとめて論文を書いていた。
プリッツの調査の被験者は、彼が所属していたラグビー部。
4回生の時に論文を書こうと言う夏の時期には、在籍している部員の誰かしかがそれなりの怪我を経験していて、筆者ももそのうちの一人だった。
確か、彼は被験者を7人ほど選択し、それぞれの行動と心理的パターンパターンを分析していた。
ある人は、膝の前十字靭帯断裂。
ある人は、右の足首複雑骨折。
ある人は、慢性的肩の脱臼、など。
怪我の種類としては、首の脱臼骨折をしたプリッツが一番ひどかったが、他の面々も怪我の治療期間がひどい場合約1年かかったりと、なかなかのけがを持っていた。
そういう意味で、ラグビー部は被験者に豊富な人材がそろっていたように思う。
そのためそれぞれが長期間のリハビリ期間を持っていたり、あるいはその怪我が元で競技を離れてしまったり。
それぞれが怪我を経験することで、様々なタイミングで現実の喪失感や絶望感を感じており、これをどのように受け入れて、そしてその怪我についてどのように対応していくかが、彼の研究だった。
プリッツはこの研究を通して、大きな衝撃を受けた時の立ち直り方について、それを教育にフィードバックさせたかったようだった。
筆者の大学は基本、小学校教員養成課程が必修であったことから、小学生にとってこのような経験はある意味酷すぎるかもしれない。
しかし、けがじゃないにしろ、現実の喪失感を感じてしまうようなことは、確かにある。
親の離婚、兄弟の事故死、病気、引越、彼、彼女らが感じる大きな失敗…。
ひどいときは、彼らはその喪失感で、自死すら選んでしまう。
そういう風に考えれば、まだケガの方がましなのかも知れない。
後編へ続く。
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