ジローの部屋

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日頃の生活に、何かプラスになることを。

【アオハル編①②】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。


ようやく、元に戻りつつある時間。

昼休みは、職場でオートミールプロテインの蒸しパンを作り、行き帰りの電車の中ではてなの人のブログにお邪魔し、読んでいく。
この日常だった流れが、なんだかずいぶんと久しぶりに思えてました。

蒸しパンを作るときにベーキングパウダーを入れ忘れたり、配合を間違えたり、レンジ内で爆発しそうになってたり。
「せやせや、確かこうやったわ。」
と、思い出しながらの状況です。



さて、前回はスマホ写真部への記事でした
surrealsight.hatenablog.com
ここで、懐かしの学び舎の話になりまして。

そして、ブロ友のりょうさんがこんな企画をされていました。
yukiichihimenitaro.shop
そこに一曲リクエストしたということで、かれこれ25年ほど前になりました17の頃のことを、このブログに合った調子で書こうかと思います。


書き出しの今は、これが何話ものになるのかわかりません。
正直なところ、こういうジャンルは書いたこともない。
構成もなく、後々にそれぞれから聞き取った当時の様子を綴ってみようと思います。

ある意味、今の筆者はその
”アオハルフィルム
を暗室で見ているような、そんな感じで。

登場人物は全て仮の名前です。

では、どうぞ。










1 香織の事情

 香織は目の前の光景を疑った。
 部活に行く前に、「ちょっといい?」と言われ何気にその人についていった。
 空いている教室に入り、その人は今、目の前に向き合っている。

 同じクラスの背の高い彼は、各クラスの格好いい人リストに入っている人。
 しかし、自分にはまだ本当に思う人が見当たってないなかった。

 友人の淳美は、最近後輩の恋バナのお世話をしようとしている。その相手は同じクラスのサッカー部の幸次郎だった。幸次郎はあまり女子と話しているところを見たことはない。男子同士でいるときはわからないがクールなイメージだ。
 誰か好きな人はいるんだろうか。いたら淳美の後輩は撃沈するのかも知れない。淳美はなんとか告白させようとしている。
 そういえば去年誰かが告白して断られたと言っていたっけ。理由を淳美に聞いてみよう。淳美なら何か知っているかもしれないし。
 私たちは淳美の考える作戦にキャーキャー言いながら、
「いいやん」
「それ、引かれるんちゃうん」
「ワー。うんうん、頑張ろうよ」
と話す。こういう話は本当に楽しい。

 ただ、なんだか一途にそう思えることに羨ましくも思うんよね。


 話を戻そう。

 目の前には勝矢がいた。
 幸次郎ともよく話をしているのを見ていた。時々話しかけられていたが、それは私の周りにいる子も同じで、私の中では少し話の出来るクラスメート、だった。

 少し間があって
「実は…」
と勝矢は切り出している。この展開は、と香織は考えだし
「えー、私?うそー」
と心の中で叫んでいた。



香織…放送部
淳美…吹奏楽部、香織と仲がいい

勝矢…バレー部
幸次郎…サッカー部


2 勝矢の事情

 勝矢は、公也と話していた。
 2年の秋にさしかかり、このまま彼女のいない冬を迎えたくない。

 先日、公也は思いを寄せている詩穂に告白したばかり。
「ごめんなさい、実は好きな人がいて」
と言われ、
「そう、それは仕方ないよな。ハハッ」
と頭をかきながら、笑いながら立ち去ったらしい。


 下を向いた公也は、大きなため息をついていた。
 男から見ても公也は男前だった。部活には入らずテニスクラブで公式硬式テニスをやりたいからと、我が道を進んでいる男。成績もよく、人当たりもいい。
「なんでダメやったんやろう」

 勝矢は話が出来る女子と、誰が誰のことを好きなのか情報交換していたが、詩穂の話は入ってこない。かなりガードが硬いのだろうか。詩穂はいつも美咲と2人でいる。同じ美術部同士で、1年の時も同じクラス。そして、この2人は他のクラスからも彼氏がいるのか聞かれる人物だった。
 公也ならいけるんじゃないか、と思ったがダメだった。
「だったら誰なんやろう。」
 一緒に話を聞いていた信介がつぶやく。

 次は俺の番だ。
 勝矢は立ち上がる。
「明日、告って来るわ」
 勝矢がそういうと公也は立ち上がり、2人は硬い握手をした。
「健闘を祈る!」

 信介も
「頑張れよ」
と言って背中を叩いてくれた。



勝矢…バレー部、公也、信介とかなり仲がいい
   香織に告ったが…
公也…帰宅部だか硬式テニスをやっている
   詩穂に告るも無念
信介…陸上部
幸次郎…サッカー部、4人とも同じクラス

詩穂…美術部、美咲が親友
美咲…美術部、詩穂の親友



3へ続く


ブクマコメントありがとうございます。
>まっこおばさま(id:makkosan70)
すみません、ややこしくて😥登場人物はもう少し増えます。

>みみこびと(id:mimikobito)さん
ご期待通りシンプルじゃないんですよね😱このコメみて、ひとり画面の向こうで微笑んでそうなみみこびとさんが見えます。

>AKI(id:aki800)さん
今回は自分の恥ずかしながらというところを前面に出すしかない展開です😱AKIさんみたいな展開は憧れますね✨

>ユウヨ(id:byte0304)部長
そんなにおいがしてますか😁いやいや、それなら掴みはオッケーってところでしょうか。

>テイルズ(id:MyStory)さん
引き出しはたくさんあるのかな、自分ではよくわかってないんですよ。
このお話はセピアが似合うお話。そして、この流れだけでもないのです。

>DIT井上(id:ditinoue)博士
実はこれ、小説みたいな感じですけど、リアルな話なんですよ。だからかも知れないけど、わりとサラサラと書けます。まだ見通しも立ってないけど、楽しんでもらえると嬉しいね✨

>Pちゃん(id:hukunekox)さん
訪問ありがとうございます!何分膨らみすぎたので、お時間あるときにでも、で😅
私も過去記事お邪魔いたしまーす。


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