ジローの部屋

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【アオハル編⑤】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。

ここのところ更新中の、アオハル編。
surrealsight.hatenablog.com
surrealsight.hatenablog.com
今回もその続編です。

このお話はブロ友のりょうさん(id:ryousankunchan)の
yukiichihimenitaro.shop
にリクエストをしたことで生まれたお話。
これがすでに記事になり公開されています。
yukiichihimenitaro.shop
そしていただいた曲はこちら。
youtu.be
ですので本編に入られる前に、ポチッと再生をよろしくお願いします🙇


ちょっと登場人物が増えてきたので少し整理を。

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい
   詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも…
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい

香織…放送部、勝矢に告白される
淳美…吹奏楽部、香織と仲がいい
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友
   信介に思いを寄せる

今回はまた少し人が増えます。


では、エピソード5を、どうぞ。












5 淳美の事情

「そういうことならな、ウチが一肌脱ぐしかないやろ」
 吹奏楽部、通称ブラバン部の後輩琴子から相談を持ちかけられた。どうやら、淳美と同じクラスの幸次郎のことが気になるらしい。一個下の彼女が、幸次郎のどういう部分に惹かれてなのかは、わからない。
 ただ、最近ことあるごとに、淳美の事を羨ましいと言っていたのはこういうことだったのか、と納得した。

 同じクラスの幸次郎は、サッカー部。ウチらブラバン部とは、すれ違うこともない。校舎はワンフロアが一つの学年になっており、学年が違えばそこですれ違うこともない。
 ウチらのクラスには、公也や勝矢、信介達のグループと幸次郎や優太らのグループがある。他のクラスからキャーキャー言われてるのは公也達のような気がするけど、優太と幸次郎押しもウチらのクラスにはいる。
 優太とはよく話をするけれど、幸次郎が女子と単独で話をしていることはそう言えば見たことはない。
 確か、1年の時に当時同じクラスだった人が告ったという噂を聞いたっけ。ちょっと香織に確かめとこう。

 ウチが把握している限り、ウチらのクラスで彼氏彼女がいるのは一人だけ。だから、他のみんなは誰とも付き合ってないはずだった。
 
 淳美は香織らと作戦会議をする。
 全然接点がないのに、いきなり言ったのでは無理なんじゃないか、という話もあり
「何かを渡そう」
という作戦になった。会話は何を渡すかでキャーキャーしている。キャーキャーして、まとまらない。

 数日して、同じグループの絵美が思い切った行動に出た。
 絵美と幸次郎は元々中学が同じ。そして、絵美は野球部のマネージャーをしているため、サッカー部と接点があり、部活が終わる時間も似たようなものだった。
 絵美は帰りに時々1人で帰る幸次郎に会う。だから思い切って声をかけてみたようだった。

「うそー、一緒に帰ったん?」
素っ頓狂な声が上がり、途端会話が色めきだつ。何だという表情で数人の男子がこっちを見ている。
 絵里の好みは年上だったので淳美は幸次郎が絵里の圏外であることはわかっているが、香織達はまたキャーキャー言い始めていた。
 絵里は数日かけて探りをいれていたが、幸次郎のガードは固かったようだ。ただ、これまで誰とも付き合ったことはないらしい。
 
 うん?そう言えば。
「香織、そう言えばこの前勝矢に声かけられてなかった?」
「さすが淳美、あなたアンテナ張ってるわね」
「私を誰だと思ってんの?」
と笑いながら返す。
「えっと、告られた」
「え″!?」
 あなた、今なんと?なんでその後も普通なわけ?もしかして。
「ごめんなさい、してきた」
「うっそー!!」
「あんたって子は」
 周りにいる友人達も、口をそろえる。
「だってさ、考えたんだけど好きってまだよくわかんないんよね。今は私稲葉さんラブだから」
 皆、あっけにとられている。
 B'zの稲葉さんってあんた、そこは絶対に届かないところでしょ。


 作戦はクッキーを焼いてきて、渡そうということになった。淳美がそれとなく幸次郎を呼び出し、待ち受けていた琴子がそこから話をする。呼び出す場所は、渡り廊下。
 淳美が作戦通り幸次郎に声をかけた。
 さりげに誘い出すのも成功した。
「ちょっと後輩が話をしたいって」

 淳美はその場を立ち去った。
 後輩の成功を願って。
 渡り廊下へ続くドアを締め、ドアの向こう側を想像する。
 どうか、うまくいきますように。


 すると、バタンと急にドアが開いた。
 琴子がクッキーを入れた缶を持ち、涙を溜めて立っている。
「受け取って、もらえませんでした」
 後輩は走り出した。
 淳美は混乱しながら、その姿を追いかけていった。

6へ続く

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 絵美と中学が同じ
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい、詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも撃沈
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい


香織…放送部 勝矢に告白されるが振る
淳美…吹奏楽部 香織と仲がいい、面倒見がいい
琴子…淳美の後輩 吹奏楽
絵美…野球部 幸次郎と中学が同じ
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友
   信介に思いを寄せる


ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
登場人物の広がりはそろそろ終わりです😅後は矢印があっちむいたりこっち向いたり。図で書いてたらいいかもしれないのですけど、ちょっと考えてみます。

>テイルズ(id:MyStory)さん
そうです、おっしゃるとおり完全に実話ベース。想像で書いてる部分はかなり少ないのです。ほんとこれだけ手に取るようにわかっていれば、なんですけど😅いい意味で予想を裏切れたらいいんですけど、どうでしょうかというところです😁

>ユウヨ(id:byte0304)部長
ゆる~くいって、ズバッと内角をえぐってきてます。セオリー通りというところでしょうか。こんな時もあったんですねぇ。ほんとセピア色の話がきらめいてます。


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