ジローの部屋

ジローの部屋

日頃の生活に、何かプラスになることを。

どこでもあるわけではない、当たり前

ご無沙汰致しております。
春から仕事の畑がガラッと変わり、距離感と捉え方がよくわからなくなり、何やら迷走中の筆者です。

やりたいことは何だっけ、しかしこれがやらないといけないことにいつの間にかすり替わり、遠い向こうをみていたはずなのに目の前に焦点が合っている。

我武者羅に、の年齢は最早通り越していて、駆け出しの頃の憧れってあったかな、と忘却曲線が跳ね上がっている。

今はそんなことを思いながら人生のオーバーホール中。

ということで今回は、短く。
では、どうぞ。














8月は、半ばに。

赤道に間近の国で撮った、海と熱帯雨林の境と空の、19時を回った夕焼け。

日照時間が日本とは違うから、そもそも夕焼けなんて言葉はないのかな、と思って検索すると、その国の母語であるマレー語には見当たらないらしい。

その時間の、その場所ならではの、言葉。
そんな、当たり前に気が付いた、夏休み。

日本では夕焼け

ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村

いい意味の、裏切り

ご無沙汰してます。
春に異動となり、部門も変わり、なかなか現実とやりたいこととの乖離で悶々とする毎日です。

今回は、予想と現実、の話を少し。


では、どうぞ。










ちょっと歩けば、疲れた、しんどい、という。
小学校までは、スポーツとは正反対の位置に、彼女はいた。

そんな彼女が中学に上がり、テニス部に入ると言う。
みんな、日焼けして真夏は炎天下の中で長時間する、あのテニス部に。

正直それは無理を通り越して無茶だと思った。
すぐに音を上げるだろう、と。
最初のうちは練習が終われば完全に電池が切れた人形だった。

少し慣れてきて夏を迎え、また電池が切れる状態に戻ってしまった。
大して絶対量のない体力を、練習の濃さと熱さで消費してしまう。

ろくに夏休みの宿題も進まないけれど、でも練習がある日はちゃんとサボらずに出かけていった。

二年になって、練習試合で勝った話をしだした。
ダブルスを組むので、一緒に組んだ人がうまいのだろうけれど、それでも勝ちは勝ち、らしい。

相変わらずスマホで長々とYouTubeを見てるのかと注意しようとした時に、どこかの中学生のテニスの大会の映像を観ているときがある。

団体戦のメンバーに選ばれたり、選ばれなかったり。
なかなか、テニスは楽しいらしい。

三年になって、一年に彼女の妹が入部してきた。

後衛を担当している彼女は、二年前はからっきしだったのに、体力もいるんやでと、得意げに説明している。
パカーンと音が聞こえると、妹と家の前で打ち合いをしている姿があった。

全中の市内大会が始まる。
最後の大会となったその試合の団体戦は、ギリギリメンバーに選ばれなかったようで悔しかったみたいだけど、ダブルスの個人戦に切り替えようとしていた。

1回戦を勝ち上がり、2回戦。
途中から観戦にきたこちらに、妹が姉の1回戦の説明をする。
2回戦が始まると、身体も大きくストロークも力強い相手は、素人目にもかなり上手いように見え、あっという間に2セット取られた。

落としたら負ける3セット目。
相手のサーブに走って追いつき打ち返し、ちゃんと様になったサーブを打ちテニスをしている。
コートにいる姿は、小学生の頃からは想像がつかない姿だった。

得点を決める度に、ダブルスを組んでいる前衛と声を上げて、手を合わせ喜ぶ。
そして、1セットを取り返した。



結局、その後のセットは取られてしまい敗退した。
頂点以外の人には必ず負けがつく。

いい意味で、裏切られた3年間。

1つやりきったという経験は、後に来るであろう正念場で、きっと自分を支えてくれる。


ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村

ブクマコメントありがとうございます!
≫家系金融の企画立案者(id:egaosouzoku)さん
夏のグラウンド、陽炎出てましたねぇ。
休憩時間になったら水道まで走って行って、頭からかぶったり、のんだり。
40半ばですけど、もう今は昔、ですよ笑

≫まっこおばさま(id:makkosan70
この体験をしっかりと刻んでほしいです。高校で何をやるのかまだ分からないですけれど、やり通すっていうことは部活で学んだな、と思うので彼女にもそういうものになってほしいなと思います。

≫テイルズさん(id:MyStory
ただいまです!さすが100文字の魔術師。さては、ニュータイプか。匂いだな。
いつの間にか大きくなっていってますよ、本当に。

≫ウサピリカさん(id:akirosso
絶賛反抗期中で、妹の次女もそんな感じなんですが、一生懸命な眼差しは目を惹かれますね。
しっかりと頑張ってくれたってのが何よりも嬉しいですね。

進歩、ってやつ

ずいぶんとご無沙汰してました、ジローです。
明月 (id:a91n52)さんに新年の挨拶をいただき、noriko (id:non704)さんが2年前のコメントにお返事くださり、そんななかずっと失礼しておりました。

晴れてようやく、筆者の2025年が明けましたところです。
かれこれ、3ヶ月ちょっとでしょうか、空白は。

久々に転勤の波が来て、年末から最近までなかなかの波がきておりました。



さて、今回は、歩を進めること、について少し。

では、どうぞ。
















何かを始めるにつき、理由をつけたがる。
明日から、来月から、春になったら、来年から。
そうやって現在を維持しようとしてしまう。

しかし、そんな理由も別の要因が入ってきて、あっさりとハードルが下がったりもする。自分でも何でこれをやるのにそこまで考えていたのだろうって。

以前にnikeのコピーで Just do it っていうものがあって、とりあえずやってみよう的な感じで訳されているものが多かった。
高校の時だったか、当時のカナダ人のALTの先生が、これはそんな優しい感じじゃなくて、直訳したら、「ええから、やれ」、だと。

何でもやってみると、意外にできたり、面白かったり、やっぱり難しかったり。


しんどいから嫌だ、遊べなくなるから嫌だとあれほど言ってた新小3が、急に野球をやりたいといい出した。
どうやら、仲のいい友達がやっているらしい。
グローブやユニフォームを揃え、それらを纏い、先日正式参加の練習が始まった。
今は楽しくて仕方がないようだ。

一歩進むから、進歩ってやつなんだろうな。

しんどいを 感じさせない 面白さ

ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
➾Pちゃん(id:hukunekox)さん
お久しぶりなり、です∠(`・ω・´)
カナダ人でしたけど、関西のノリとツッコミを覚えてましたね笑
➾家系金融の企画立案者(id:egaosouzoku)さん
体験してやる方が何かと残りますね!習うより慣れろ、的な感じが私はしっくりきます笑
➾まっこおばさま(id:makkosan70
ご無沙汰してました!なんとかもがきながらやっておりました。ようやく浮上です。ちょっと暖かくなってきましたね!おばさまも体調にはご留意くださいませ。
➾テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!なつかしのこのやり取り✨️
テイルズさんは落ち着いてきましたか?こちらは春異動からようやく余裕が出てき出したところです。3月まではカオスでしたm(_ _;)m
➾明月(id:a91n52)さん
ご無沙汰してます。転勤になって、心機一転です。慣れない仕事ですが、新しいことを憶えるのは楽しいです。今までずっと調べて回答したり、教える側でしたので新鮮です✨️まだやりたいことにはてをつけられないですが、まずは習うより慣れろ、ですかね😅

体育館の、温もり

イチョウの樹の話をしていたはずが、いつの間にかメリクリ。

すっかり寒くなり、白い吐息の季節。
意外とこの季節が好きな筆者です。

それにしても、時間が経つのが早すぎる。


さて、今回は、冬の体育館の話を少し。


では、どうぞ。













地域のクリスマスイベントが、最寄りの小学校であった。
希望する子どもがダンスを披露したり、歌を歌ったりといった感じの。


メインは近くの高校の吹奏楽部の、ジャズブラスバンド
精力的に何かとイベントに参加しているし、地元から人気もあって、引っ張りだこだ。

演奏が始まると磨き上げた金管楽器が光沢を放ち、ドラムやベースといったリズム系の音と重なっていく。


クリスマスソング、アニメソング、話題の流行り曲などを皆で、軽快に駆けていく。

トランペット、アルトサックスなどのソロパートもあり、なかなかの見応え。

曲を織り成す演者の表情も楽しそうで、音だけでなく見ているまわりの聴衆もそれに釣られて表情が緩んでいた。







大人になると、何かと理由をつけて、『何かに打ち込む』、ということをしなくなっていく。

だからなのか、甲子園やインターハイのようなこういったまっすぐな一生懸命さがまぶしくもあり、羨ましくもなるのかもしれない。

そして、かつての自分の時代を、そのまっすぐな様子に重ねながら。






最後の曲を演奏し終えると、ブラスバンドは一同が起立して、深々と礼をする。

割れんばかりの拍手が会場となった体育館にひろがり、その拍手がだんだんと1つのリズム、手拍子になって、アンコールのコールと重なった。


MCを務めていた学生がにこやかにそれに応え、他の学生はサッと座り、譜面をめくる。


予め用意されていたのだろう曲が、緩やかに流れ出す。


寒かった会場の体育館には、いつの間にか柔らかな温もりが溢れていた。





ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村

失った言葉と、開いた口

世間ではクリスマス飾りが見られ、すっかり冬支度にいこうかという今日この頃。
皆様、ごぶさたしてます。

今回は、すき間で見られた、秋の終わりの短い話を少し。

では、どうぞ。

















そうだ、せっかくこの町まできたので、見られたらいいなと思っていたら、目的地のすぐ近くに看板があった。


これってもしかして、とはやる気持ちを抑えながら小道を歩いて行くと、地面が黄色に染まっている。


ひらり、ひらりと何かが落ちてくる。
太陽光を一身に受けた、鮮やかな黄色。


そこから見上げてみると、空へ、空へと伸びたたくさんの黄金色の枝を、立派な幹が支えていた。

人は感動すると言葉を失うというが、同時に見上げたときに開いた口も塞がらない。

見上げれば 重なり成った 黄金色 


兵庫県佐用町のオオイチョウ
何年も知り合いの方のSNS投稿で見ていたこのご神木に、偶然に、そしてとうとう見かけることが出来た。

そんな、小さな幸せ。



ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村

ハモる、セリフ

最近は生存報告のようになっていたところ、日々のキリトリをまた記事にしていけたら。
ここで書き出してもう4年目になるけれど、1000とか2000字っていう区切りは何か文章をまとめないといけないハードルにはならなくなっている。
また、時折リアルの世界でも文章が誰かに響いたことがわかることがあり、そこはある意味ここで書いてきたもので、少しはまとめられるようになってきたのかな、とも。

さて、今回は、そんな日々のキリトリから、不意にハモった話を少し。


では、どうぞ。















「○○さん、こんばんは。

今日は職場で芋掘りに行ってきました。いい形のお芋がたくさんとれたので、スイートポテトにするか、大学イモにするか迷ってます。
○○さんならどちらにされますか?」



究極の選択、というテーマに寄せられたメッセージ。
ラジオのDJが、軽快に読み進める。



「これは難しいねぇ。俺なら大学イモかなぁ。
でもなぁ、スイートポテトも捨てがたいし、しかもけっこうお芋があるんだね。
うーん。」


と言いながら、DJは悩んでいる。


車の中で聴いているこちらとしても、これは確かに究極だなと思いながら、でも待てよ、となった。
そして、DJも同じことを思ったらしい。



「っていうかさ、職場で芋掘りがあるってすごいよね。これ、めちゃくちゃ職場の人同士の親睦になるんじゃない。なかなかないよね。
『皆さん、明日の予定は芋掘りでーす。
いつものあそこの畑にお邪魔するので、汚れてもいい服装と軍手とスコップ用意して下さい』って上司の人が言うのかな。
ヤバい、それ、めちゃくちゃいい職場やん」


DJの妄想モードが発展していき、聴いているこちらも思わず、うんうん、と頷く。

そのまま脱線が進むのかと思いきや、そこは歴戦のプロ。
脱線しても本題は忘れておらず、だった。



「やっぱり俺はスイートポテトかな。」

と究極の選択というテーマに沿ってDJは回答を出し、リスナーに

「みんなはどう?」

と問いかけて、1曲差し込んだ。



こちらとしては、芋掘りのある職場はすごいな、とDJが打ち切った妄想がまだまだ止まらない。


芋掘りがあるということは、イチゴ狩りとかもあるのだろうか。

しかし、ピンポイントで芋なんだろうか。

畑が近いのか。

実は社長の持ち畑で、サツマイモ以外も育てているらしい、とか。





いつの間にか曲が終わり、DJが次のメッセージに進んでいた。



「あっ、ラジオネーム□□さん。さっきの人だ。
えーっと、さっきは○○さんが私の職場について想像を膨らませてくれていたので追加でメッセージしました。」



「そうそうさっきね、芋掘りがある職場ってどんな会社なんだろうなって言ってたんだよね」



と、DJは今聴き出したリスナーにも優しく説明して、相槌を打つ。





「なになに、えーっと、



私の職場は幼稚園



です」






「あぁ、そういうこと。」


DJとハモって、妙に恥ずかしくなった。





ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
>まっこおばさま(id:makkosan70
おばさまのコメントを見て、「ほっこり」をタイトルに入れられたら、さらに比喩に富んでいいなと思いましたが、なかなかそこまでは組み立てられなかったです😆
>テイルズ(id:MyStory)さん
文章の流れが切れないようにラストまでもっていくのはなかなかですが、今回は元々の流れがあったので、その流れの構成がよく出来ていたのだと思います✨
ちゃんとオチがつく話って、そうそう書けませんねぇ。
>会長(id:kyakyuukokumin)さん
会長のブログでなら、芋掘りなだけに深掘りされていたのかも知れません。
私はまだまだ浅かったなと、出たとこ勝負になってました😆
>temahime (id:temahime) さん
社長さんの野菜畑、素敵ですね✨
痩せこけた土ではなくて、黒いみずみずしい土には元気が出る力があるなと感じます。これもかつての先祖により埋め込まれた記憶のなす業なのかも知れません。
>ウサピリカ(id:akirosso)さん
勢いよく掘ってイモにグサッとささり、残念な思いをしたことを思い出しました。そこからは発掘作業のような丁寧さを持ち合わせて掘っていった遠い記憶が私にもあります✨
>明月(id:a91n52)さん
フフフッ😊同じ沼にはまりましたね😆いやぁ、私も完全にやられました。言われてみればそうなんですけど、勝手に作ったイメージをどんどん構築してしまって😅
明月さんはやりたいことにはまっているご様子✨いいですね。忙しくてもやりたいことが出来れば、自分で時間を動かしている感覚を持てるのでいいなと思います✨

背中で語る、その努力

とんとご無沙汰してます。
なんとかかんとか、やっとります。

今回は、短いお話。
人気者の裏の姿、を少し。


では、どうぞ。
















雨が上がった、秋の三連休。
高速は、渋滞。
観光地は、混雑。
飲食店は、満席。


わかっちゃいるけど、やっぱりか、となる。


それは、行く人達も、迎える人達も。
オーバーフローした現場は、なかなか大変だ。


夕食をこじんまりとした料亭にいく。
観光地値段に目をみはり、しかしたまにだからと納得させる。

そうして、会計を済ませて店を出たとき。
ふと、その料亭のバックヤードが目に入った。

三連休 背中で語る その辛さ


あぁ、この黄色い人も、一休み中か。
散々小さい子どもの相手をしてきたもんな。

ごちそうさま、そしておつかれさん。




ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!おぉ、生きておられましたか😊背中にシンクロしてしまうとは。120㌫ならなんとか原形は保ってますね😣私も春には畑違いの部署に行かされそうです。
>会長(id:kyakyuukokumin)さん
土曜日が大雨だったので、なおさらってところでした。
なかなか顔を出せていない日が続いてます。分身が出来なくとも四妖拳を使えたら…。きっと出力が30㌫は上がるはずなんです😅
>家系金融の企画立案者 (id:egaosouzoku)さん
学生時代にかぶりものを文化祭でやったことがありますが、あれはシャレにならない暑さですね。私は身長があるため足がかぶりもののサイズに収まらず、小さな子の夢を壊してしまいました😅
この熊さんの哀愁は尋常ではなかったです。
>まっこおばさま(id:makkosan70
なんとも言えないものを黄色の背中は背負っているように見えました。
今日も明石を通り越して西に行ってました。穏やかな海が今の季節は気持ちいいですね。おばさま、風邪引かないようにしてくださいませ🙇
>りょうさん(id:ryousankunchan
その背中の見え方は自分の鏡なのかも知れません。やる気に満ちあふれていれば、次のステージに供えて充電中か、それともイメトレ中に見えるかなぁ、なんて思ったり😊
リセットして、また頑張ろうと思います🏃💨

フワッと、舞い上がる

「ご無沙汰してます」が冒頭の挨拶となりつつあるのが、どこか嫌な筆者であります。
皆様、お変わりないでしょうか。

さて今回は、ふと季節を感じた瞬間、の話。
では、どうぞ。






移動する車中で資料を読み、問い合わせに回答して出張先を訪問し、隙間でサッとお昼をとる。
ここのところずっと、1つの用事で出かけるのはもったいない気がして、何かと他の用事も絡めてしまう。





月曜日。

家の用事を片付けてその日は遅めの出勤となり、デスクにつくと待っていたかのように電話が鳴り出し、出張の出発予定時刻まで次々と案件が入ってくる。
それを忘れないようにメモしながら片っ端から捌いて、自分の本来やるべき事も進めていく。

同僚からの質疑。
上司からの状況確認。
係の他業務の進捗と改善。

一時間はあっという間にすぎていく。




舞い込んできた資料を印刷して車に持ち込み、冒頭のくだりになった。
適当に入ったラーメン屋の座敷に座り、注文をする。

トタン屋根の掘っ立て小屋のような、こじんまりとした店。
中は厨房の熱気と外からの風が混ざり、少し蒸し暑い。


女性店員が声をかけてくる。
メニューに目を通し、適当な定食を頼む。

そして、頼んだメニューが届いたとき、
「あっ」
という声が。



自分の座っている席の横に、黒いものがヒラヒラとした。
女性店員は、何かに遠慮している。
ヒラヒラとしたものが何かゴミだったのかと思って見てみると、薄い黒い羽のトンボだった。
そのトンボは4枚の羽を独立して広げ、そしてゆっくりと上にたたんでいった。

女性店員が
「トンボ」
とつぶやく。
筆者はその上に閉じた羽をそっと持ち、反対の手の指にトンボの足を掴ませて、靴を履いて店の出口に向かった。



グーグルレンズでは、どうやらこの昆虫を「ハグロトンボ」というらしい。
どこから店に入ったのかは定かではないが、このまま中にいてもろくな事はないだろう。
筆者はとっくに羽を持っていた指を離したのだが、6本の足はしっかりと筆者の左手の指を掴んでいた。



カランコロン

ドアを開けると鈴が鳴り、中の熱気から肌に当たる空気がひんやりと変わる。
まだら模様の雲が浮かぶ空から、心地よい風が流れてくる。


そこは筆者の職場のある街から一時間ほど郊外に走った、出張先。
町と田園風景が交錯する、かつての母校の大学があった隣町。

秋風と 箸休めと 羽休め


指に掴まったトンボは羽をまた上から広げながらおろしていき、4枚を独立させて開いている。
まだ飛び立とうとはせず、少し風を感じているようだ。


近くの枝に移そうとすると、フワッと飛び上がった。

ちょっとした上昇気流乗ったかのように舞い上がったトンボは、流れに逆らわず見えなくなっていった。。




ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>会長 (id:kyakyuukokumin)さん
最初羽を持ってつかまえたので指にとまりました。小さい頃はとまっているトンボに人差し指を伸ばしてくるくるまわして、トンボの目をまわしてあそんでましたね。
>家系金融の企画立案者 (id:egaosouzoku)さん
この時は小野市のラーメン屋でしたので郊外でした。街中はなかなかトンボ見かけません。小さい頃は田んぼとかが身近な環境でしたので、トンボは秋の使者でした✨
>まっこおばさま(id:makkosan70
涼しげな秋風にフワッとのるトンボを見るのが好きです。すすきや田んぼの上とかを飛んでいるような✨
秋を感じることがなくすぐに冬が来そうな気配です。体調にはご留意くださいませ🙇
>ウサピリカ(id:akirosso)さん
日に日に涼しさにひんやりしたものが差し込んできているように思います。暖をとりに、そうかだからしばらく手から飛び立たなかったのかな😊ハタハタハタとゆっくりと進んでいく姿に癒されました✨
>ももベル(id:momobellblog)さん
最近はお話も描写も全然書けてなかったので、そう言ってもらえてとても新鮮でした✨
ここを始めた原点は自分も何かを書いてみたいという気持ち。それが誰かに響けばいいなって😊

ちょっと左に、構えると

今回は、傾向と分析、そして軌道修正の話を少し。
といっても、このブログのことではありません。

では、どうぞ。




















こう暑いとどうしてもこもりがちで、ゲームの時間が終わるとつまらないと言う小2。

そこで先日は、家内射撃大会が開かれた。

シロモノと怪人たち

まずは危険なシロモノを自作。
合法的に割り箸と輪ゴムを材料に用意し、金属製のものはない。

設計上は五連射が可能との予定で作成するも、弾が不発。
やむなく撃鉄にシンプルに弾を引っかけて、スナイパーライフル仕様にし改めてみると、なかなか雰囲気が。

急遽、銃身の台座が欲しいと言い出し、匍匐前進の構えになる小2。

小6の姉も参戦し、射撃線が引かれそこに銃身を置く台座がセットされた。


パシッ、パシッと弾がノートの前に弾かれて落ちていく。
お互いに何度か練習し、調整終了。


かくして、的当てと怪人倒しの2競技の火蓋が切られた。
キナ臭さを消すために冷房の強化は欠かせない。



的当ては集中が切れたせいか、小2は苦戦。
最初が思うように当たらずに、ややふてくされている。

しかし気を取り直して怪人倒しに移った小2と小6。

怪人は、足に当たっても倒れないらしい。

小6がそれに苦戦する中、

「これはちょっと左に構えるといい感じやな」

と小2はつぶやいている。


そして、選手交代し小2が撃ち方を始めると、順番に4体の怪人を端から倒していった。

ドヤ顔をし出す小2。
形勢が逆転し、小6にアドバイスを送っている。



人生には、傾向と分析、そして軌道修正がたいせつだ。



ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>家系金融の企画立案者 (id:egaosouzoku) さん
割り箸でやろうとしたときに、角系のやつが少なく、丸系の割り箸が多くて😅
そういや、パリッと割るタイプって少なくなってるんやなと妙なところに気が付きました。
>まっこおばさま(id:makkosan70
なかなかどこにも連れて行ってないので、何か作る系で出来ないかと探しました。出来れば工作好きになって欲しいのですが、現代世代はゲームが強敵です😅
>会長 (id:kyakyuukokumin) さん
かなり熱いバトルでした。
ポジトロンライフルのような長い銃身で、怪人を倒していました。怪人の防御力もなかなかで、手強い😅

思い切りに、もらったもの

夏も終わってしまい、朝夕はめっきり涼しくなってきました。
しかし、日中の灼熱は未だ収まらない今日この頃。
ご無沙汰しております。
皆様、お変わりないでしょうか。


しばらくぶりでありますので、少し近況を。

ここのところ運動もままならず、仕事をこなすだけの毎日になっておりました。

振り返ってみると、そこまで大したことをやっているのではなく、さしたる大きな成果があるわけでもなく、なんでそんなに時間をとられてるのだろう、というところ。

学生時代は食べても食べてもなかなか増えなかった体重は、壊れていたため新調した家の体重計に久々に乗ると、軽く5キロ程増。
リセットして、計り直しを3回やり、ようやく現実を直視出来ました。


これはアカン、と運動を再開。
しかし、そんなときにタイミングよく、夜勤。
で、案の定徹夜気味になり、燃え尽きた人みたいになってました。


そんな日中の、とぼとぼとした帰りがけ。

最近は見る数が減ってきたかの鳥が、飲むのかと思いきや。

道端で 飛び込み涼を とる雀

勢いよく行ったなぁと、パチリ。

なんだかその思い切りに、元気をもらいまして。


さて、整えてまた頑張りましょうかね。


ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま (id:makkosan70)
雀は都市部では見る量が減ってきたように思います。
小さな命に元気を分けてもらいました✨
>家系金融の企画立案者 (id:egaosouzoku) さん
わかっていただけますか😊この愕然とした感じ(ノД`)
え、何をしたのって思うのですが、そうか何もしてないからか、と納得しました笑

無邪気な歌と、紙一重

皆様、ご無沙汰いたしておりました🙇


忙しいというよりも、もどかしい毎日。

世の中はハラスメントが飛び交っていて、下から上に言うのも、言い方を誤れば逆パワハラになりかねない。
『何が正しくて、何が間違っているのか』がブレそうになるところで、「もういいわ」と諦めかけて、「やっぱり現場は、これじゃ困るよな」と思い直し、めげずにやる。

これを繰り返していると、上半期がすぎ、梅雨が明けて、世間は夏休み、となりまして、ひたすら『こなすだけの毎日』だった、筆者でございます。


さて、今回は、筆者が少し、人間性を取り戻した一コマ、の話。


では、どうぞ。













朝の、コンビニにて。


夏休みだからか、小さな女の子を連れたお母さんがいた。
ちょうど、3、4才ぐらいだろうか。
可愛らしい髪型をして、ちょこちょこと店内を走り回っている。


その子はアニメか何かの歌を無邪気に歌いながら、タッタッタッタ、とやっている。そして、筆者の目の前を通り過ぎ、お菓子コーナーの前をかけていき、パンコーナーの方へ。
それを少し離れて、「ちょっと待って」とお母さんが追いかけていた。


その時、パンコーナーから強面のおっちゃんが現れた。
気にせず歌いながら駆けていく、女の子。
ビックリした表情で直立して立ち止まった、おっちゃん。



あっ、と思った瞬間。


直立した大人の直前を、陽気に歌う子どもが駆けていった。


おぉ、紙一重、と、こちらは胸をなで下ろす。

お母さんも、きっとヒヤッとしたのではないだろうか。



駆けていく子どもをひとしきり注視して、目線を前に戻した強面のおっちゃんは、次いで、お母さんを認めたようで目を見開いた。


その様子から怒るのかと思いきや、強面のおっちゃんはお母さんに

「子どもは元気が一番やな」

と、表情を崩して話しかけた。



ちょっとビクッとしたお母さんは
「そうですね」
と言ってつられて、少し笑う。


そして
「でも、元気すぎるのも困るんです」
と少し笑いながら言って、また子どもを追いかけだした。



「ハハハ、いやいや元気がいいよ」
と、笑うおっちゃん。

ちょっと釣られて、こっちも微笑んでしまった。





ご訪問ありがとうございました。
また、時々様子を見に来て下さった方々、ご心配をおかけしました。

またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇
また、綴ります。


ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>家系金融の企画立案者 (id:egaosouzoku)さん
信じられない世の中で、それでも捨てたもんじゃないなっていうものを見つけていきたいです✨
>テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!
こちら、南方のジャブローあたりを大した補給もなく戦い続け、なんとか帰還いたしました!
また装備を改めて、前線に行って参ります〈(゜Д゜;)
>まっこおばさま(id:makkosan70)
今日久々に明石を電車で通り越しました。海の見える懐かしの光景が広がっていました✨
暑さがなかなかの酷さです。おばさまも体調にはご留意くださいませ🙇
>会長 (id:kyakyuukokumin)さん
だいぶかかりましたが、ようやく山を越えまして。なんだか山脈が続いてますが、早く低空飛行と行きたいところです。最近離れる期間が長すぎて、日々の体力がギリギリでやり過ぎたなと思っています。

原点に、ふれたとき

最近は殺伐とした記事が多かったので、今回は、少し趣向を変えて。


では、どうぞ。














「このおねえちゃんせんせいって何なん?」

かれこれ10年近く前、幼稚園から手作りのメダルをもらって帰ってきていた長女に聞いてみた。

「ちゅうがくせいのおねえちゃんやねん。」



良くも悪くもマイペースな彼女は、現在中2。
先日までちょうど5日間の職業体験をする、『トライやるウィーク』の時期だった。
抽選で当たった希望先は、けっこう人気だったらしい。


小さな子どもの面倒をみるのが好きな彼女は、普段はマイペース。
しかし、そういうときは意外と、けっこうまわりに気を遣っている。

ただ、仕事として見るその世界は、かわいいだけでは片付けられない。
いろいろな準備があり、気をつけていることもたくさんあるのが、仕事というものなんだろう。


月曜日の夜。
楽しみにしていた初日を迎え、興奮が冷めやらない様子。
マシンガンのように放たれる、その様子はたくさんの「かわいい」という言葉で飾られている。

たが、日が進むにつれやはり疲れの色も見えてきていた。


木曜日の夜。
彼女は小さなカードに担任と子どもの30人分のメッセージを、一枚ずつ書き込んでいる。
それをビニールの小袋に入れて、マスキングテープでとめる。
就寝時間をすぎてしまった目をこすりながら誤字と漏れがないか名簿をチェックし、間違いに気付いていくつかをやり直していた。


金曜日の夜。
疲れ顔で、でも前のめりで話している彼女は、おねえちゃんせんせいとして一人一人にハイタッチしながら、前日に用意したものを配ったらしい。
「やっぱり、かわいかった」と言いながら語る様子は、この仕事の原点なんだろう。


子供達が帰ると、実習に行った彼女らにサプライズが待っていた。

実はかつて担任をしてくれた先生が、奇しくも担当クラスの担任。
しかも、もう辞めてしまった担任の先生も呼んで、ほとんど職員が勢ぞろい。
皆で歌を歌ってくれて、一緒にケーキを食べて。
前のめりだった彼女は、そこのくだりを詰まりながら話していた。

「あぁ、もう終わっちゃった」
頬を拭い現実に引き戻された彼女は、記録のまとめに取りかかった。



大事なものを学んできたな。
5日間、おつかれさま。


ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>ウサピリカ(id:akirosso)さん
どうも現時点では保育士さんがいいみたいです。また教育実習も来てねと、園の先生方に言われて本人もまんざらではない様子😊
しかし、日々の勉強にはそこがまだまだつながっていないんです😅
>まっこおばさま(id:makkosan70)
こういう体験を早くから出来るのはとてもいい刺激ですね✨最後はちゃんとメッセージカード作ってたことには感心しました。
梅雨は明けていませんが夏本番です。熱中症、気をつけてくださいね。
>テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!っていうか、私の方がそんなかんじですよね😆あっという間に半年が終わってしまってしまいました😨
未来への財産をしっかりと感じてくれたはず。お世話になってた先生の仕事をする姿は、いい刺激しかないですね✨
>ユゥヨ部長(id:byte0304)
どうでしょうか、ねぎらいは入れた方がいいんじゃないかと思います✨手伝いがいるかどうかを軽く聞いて。
この1週間は、けっこう疲れたみたいです。でも、その疲れの質が違うってところを感じてもらえたらなって。そこに、仕事をやる意味が込められているように思うんですよね✨

よくある話の、続き

前回記事では、朝の通勤電車で遭遇した話で、
surrealsight.hatenablog.com
いつも通りと言いますか、あまり人が出会わないことに、筆者はよく遭遇するのですが、この日は実はそれだけではなくて。

temahime (id:temahime)さんがおっしゃるように、何か持ってるかと言われればおそらく、確実に持ってるでしょう、と言うしかない。
421miyako (id:m421miyako)さんは、そういう風な状況を「遭遇体質」だと言われています。


今回は、その続きを。

では、どうぞ。











その日。
筆者は朝の通勤電車での一コマをこなし、仕事で車で出かけていた。

とある交差点で前から3台目くらいで信号待ちをしていると、何やら前の交差点内でものを拾っている人が。
近くに自転車が倒れていて、年配の女性が座り込んでいる。
明らかにものが散乱している。


うーん、事故か(・_・;)


信号が青に変わり、車を道路脇にとめてそこに行ってみると、ものを拾っている人が実は二人いる。
筆者が来たことに気付いた2人は、

「この人が交差点の真ん中で倒れていて」

と。
それで、その年配の女性に話しかけると

「交差点を横断しようとしていたときに左から車が来てぶつかりそうになってこけてしまった。
その車は停まらずに行ってしまった。」

と。

どう考えても、ひき逃げみたいな話やな(-”-;)

ケガはたいしたことがないようで、119ではなく110通報。


すると、一人、二人と警察官がバイクや車でやってきて、なんやかんやという話になり、ただの通りがかりだと説明する。
警察官の持っている無線がワー、ワーと言って、交通課の警察官も後で来たみたいで、状況を説明して引き上げることにした。

おかけで、その後の予定が少しずれ込んだのだが、職場の人はやっぱり持ってるな、という話をしてくる。


そこに輪をかけて、お祓いにいけだの、なんだの言われるが、別に不幸が降りかかっているわけでもないし、ちゃんと無視せずに対応してるからいいじゃないか、と思ってしまう。

が、まぁ表だって言うのもなんなので、お祓いにいけとかいう話については適当に愛想笑いをしていなしている。



そんな、その日の、続き。
その日の前の日、雨の日に出張で出かけると、その行きしなに高速道路で2度、事故現場の横を通り過ぎた。

筆者にとっては、本当によくある話なんだけど。



忙しさがちょっとましに。
また、時々皆さんのところへお邪魔いたします。





ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>ウサピリカ(id:akirosso)さん
やっぱりお祓い、いりませんよね🙋なんでそう言われるのかが、どうも納得いかなかったんですよね。
>家系金融の企画立案者(id:egaosouzoku)さん
ネタには事欠かないような状況です。人の一生分位が1年位のスパンか、それ以上くらいで遭遇しているような気がします😅
>まっこおばさま(id:makkosan70)
ただのおせっかいなのかもしれませんが、何か役に立てればな、と✨それがまた誰かに広がればいいなと思ってます。
>テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!
こんな時にばったりとないかなって協力してくださる方を何人かで探してるときの遭遇率も半端ないです。以前に仕事で困っているときに、立て続けに2人ご協力いただけたことがあり、こっちにもつかえるんかと驚きました✨

アナウンスの、リアル

今回は、朝の一コマ、の話。
ちょっと話の内容が不衛生なことを先にお断りします。

では、どうぞ。


















早朝の通勤電車にて。

車掌さんが隣の車両へ小走りで駆けていく。
検札とは違うタイミングで。

列車の繋ぎ目のドアを開き、そして閉めるとガラスの向こうでしゃがみ込む。
そして、少し急いで戻ってきて、車掌室の有線電話でどこかに連絡。


なんだろ。
身体を反らして、ガラスの向こうに目をやってみる。


床に手が見える。


一人、中腰になっている女性が手の側にいる。


これはまずそうだ。


人のまばらな車両でドア1つ分ガラスの方に移動していくと、そこのガラスが開いて一人車両を移動してきた人がいた。

「誰か倒れてるのですか?」

と聞いてみると、

「そう、倒れて、もどしてる」

と。


これはヤバそうだな。


そのまま、ガラスのドアを開けて、隣の車両へ入ってみた。



四つんばいになった顔面蒼白の30代くらいの男性がいる。
何かの液体が流れている。


そこを踏まないようにして、近づき

「大丈夫?、どうしたんですか」


聞いてみる。


半径1メートル程の距離を開けていた数人が

「急に崩れて、もどされて」

と説明してきた。


てんかん発作か何かと思い、

「何か病気はある?」

と聞いてみるが、反応は薄い。


アンモニアの匂いはしない。
もう一度大丈夫かと聞いてみると、目はこちらを見て反応がある。


失神じゃないのかな。
救急車、どうしようか。
もうすぐ駅に着くか。


と思っていると、車掌さんが戻ってきて、次の駅で降ろします、と。

「立てるか」

と聞いてみると、立とうとし出したので汚れていない腕を掴み引き上げるとちょうどドアが開いた。
ホームに待ち受けていた駅員さんが、「すみません、お連れの方ですか」と言いながら、与太歩きの人物の腕を持ち直してきた。


「いや、違う」


と言って、急に倒れてもどしたらしい、と説明する。
その時、ようやくその人物は声を発した。




「飲み過ぎました」

と。





数人の電鉄職員が清掃作業をする。
手際よく、分担して。
最後にアルコール消毒をしてホームから合図を送ると、止まっていた電車はアナウンスをして発車した。




「車内の清掃作業により電車が遅れましたことをお詫びします」


お詫びします、か。




お詫びってさ、いるのかな。



ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>ウサピリカ(id:akirosso)さん
今日日何でもありの世の中です。目の前で取り押さえられる人も見たことがありますが、できれば急病人にとどめてほしいなと願うばかり😅
>家系金融の企画立案者(id:egaosouzoku)さん
私もその答えを聞いたとき、拍子抜けしました😓でも、これで良かったんだと思います。ウイルス系も、何か事件系でも、他の人に迷惑かかかりますし。
>まっこおばさま(id:makkosan70)
かつて結核がうつりましたけど、強制入院は流石にごめんですね😓まだ自力で立とうとしてる方でよかったです。ばったり意識ないと対応時間ももっとかかってましたし。
>テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!
倒れたというか崩れた人に声をかけて介助して電車から降ろしただけです。後は駅員さんが対応されてますから🙇
時々ある光景です😂

24時間、戦えますか?

途中完徹を挟んで目下19連勤12日目の筆者です。

今回は、あの頃と、今と、な話。


では、どうぞ。














筆者が仕事を始めた約20年前はまだ名残が残っていて、

残業して人よりも仕事をする、
朝早く来て人よりも仕事をすることが美徳

のようなものが残っていた。
当時は作業効率ではなく、作業量と時間が評価対象のようなところがあって、新人は人よりもたくさんの仕事をして経験を積み上げていけ、みたいな時代だったと思う。


その美徳を時代が象徴した歌がこれ。
youtu.be

YouTube より


栄養ドリンク「リゲイン」のCMソング。
時任三郎が出演する、この「勇気のしるし」(1989年)

この歌詞を見てみると、実は続きがけっこう長い。
そして、「朝焼け空」「星空」といった長時間職場で仕事をしてるんだろうな、と思えるフレーズも。



で、冒頭の話。
令和の時代に、そんなブラックな、となるのだけれども。
時々こういうのがある。
夜勤とかの並びと、舞い込んでくる案件のタイミング。
それが最悪のパターンにはまると完徹に。

途中で27時間戦って撃沈し、やっと80パーセントくらいまで回復。

あと一週間。また土日で削れそう。



黄色と黒は勇気のしるし
24時間戦えますか
リゲイン リゲイン ぼくらのリゲイン

アタッシュケースに勇気のしるし
はるか世界で戦えますか
ビジネスマン ビジネスマン
ジャパニーズビジネスマン

有給休暇に希望を乗せて
北京 モスクワ パリ ニューヨーク
リゲイン リゲイン ぼくらのリゲイン

年収アップに希望を乗せて
カイロ ロンドン イスタンブール
ビジネスマン ビジネスマン
ジャパニーズビジネスマン

瞳の炎は勝利のしるし
朝焼け空に微笑みますか
リゲイン リゲイン ぼくらのリゲイン

心の誓いは正義のしるし
星空こえて輝けますか
ビジネスマン ビジネスマン
ジャパニーズビジネスマンさ

(台詞)
「話が違うじゃないか!
ルールを無視した商談の進め方、私には許せん!
YESかNOかはっきりしてもらいたい!
YESかNOか~!
よぉし!いよ~っ、
チャチャチャッ、チャチャチャッ、チャチャチャッチャッ
はっ!
チャチャチャッ、チャチャチャッ、チャチャチャッチャッ
よいしょっ!
私はジャパニーズ・ビジネスマン!
よーく覚えておきたまえ!
はっはっはっはっはっはっはっはっ……」

黄色と黒は勇気のしるし
24時間戦えますか
リゲイン リゲイン ぼくらのリゲイン
アタッシュケースに勇気のしるし
はるか世界で戦えますか
ビジネスマン ビジネスマン
ジャパニーズビジネスマン
ビジネスマン ビジネスマン
ジャパニーズビジネスマン
はっはっはっはっはっ……

ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



ご意見、直接の感想、ご要望等は下記のリンクからどうぞ。
お問い合わせ - ジローの部屋
ポチッとお願いします🙇
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村
ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
おばさまの旦那様も過酷な環境で働かれていましたよね。徹夜が全く非効率なのはわかってるのですけれども、どうしてもその時間にやらないといけないのもまた事実で😅
気合いで乗り切る時代でしたね。
>家系金融の企画立案者 (id:egaosouzoku)さん
付き合い残業という名前すらなかった時代ですけど、定時の間は仕事をして、定時以外は仕事の勉強もして、という感じでした。
未だに長期連休には抵抗があります笑
>会長 (id:kyakyuukokumin) さん
恐ろしい時代です。これがお茶の間のゴールデンで何年も流れていたのですから😓
しかし時代は変わるのですね。価値観はガラリと。
>テイルズ(id:MyStory)さん
おかえりなさい!
熱核推進、つまり熱核融合炉から発生するエネルギーを単体の個体である自分に取り入れたかった日々でした。
イメージは常に、行きまーす、的に。
しかし、ガス欠になりましたね、リアルは😅