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日頃の生活に、何かプラスになることを。

【アオハル編⑦】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

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おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。


ここのところ続いております、アオハル編。
surrealsight.hatenablog.com
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これはブロ友りょうさん (id:ryousankunchan)のアオハルに触発されて始まりました。
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筆者のリクエストはBUMP OF CHICKENの「K」という曲。これがすでにもう公開されています。
yukiichihimenitaro.shop
それがこちら。
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りょうさんのピアノでの曲まで、時間がかかってますが、せっかくの機会なのでもうアップしました。このピアノの旋律を背景に本編を走って行きたいと思います。
ですので、皆様ポチッと再生をよろしくお願いします🙇


さて、これまでの登場人物はこちら。

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 絵美と中学が同じ
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい、詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい 香織に告白するも撃沈
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい

香織…放送部 勝矢に告白されるが振る
淳美…吹奏楽部 香織と仲がいい、面倒見がいい、琴子を応援したい
琴子…吹奏楽部 淳美の後輩、幸次郎にクッキーを渡す
絵美…野球部 淳美、香織らと仲がいい、幸次郎と中学が同じ
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友、信介に思いを寄せる


今回はエピソード7。
では、どうぞ。





7 美咲の事情

 自分の部屋の机の上に、美咲は手帳を広げた。
 中にはびっしりとプリクラが貼られたページがつづき、見開きで一週間の横書きのダイアリーが現れる。
 そして美咲はこれまでの自分が書いてきた日記をパラパラと見た。
 学校での出来事などを記したカラフルな自分の字。その時々の感情が色となり、それが所狭しと埋まっている。
 ペンの色を選び、美咲は思い出してため息をついた。そして、今日の欄に普段と違う大きな文字をアルファベットで4文字だけ書き入れる。

 美咲は少し思い出した。そして、手帳を両手で勢いよく閉じた。
 閉じたはずなのに、なぜだかその文字が見えてくる。



 BLUE

 青ペンで書いた、この4文字。
 美咲は、その4文字を手帳と一緒に鞄の奥へとしまった。







 1年の時から同じクラスだったのは、親友の詩穂と親が知り合いの優太と、優太の友人の幸次郎ら数人だった。優太は時々話をしてくるが幸次郎が話しかけてくることはない。でも、優太がいろいろと話しかけてくれ、時々幸次郎と話すことができた。

 クラスの女子は何組の誰々が格好いいとか、ウチのクラスなら一番格好いいのは公也かなとか、そういう話が聞こえてくる。
 なんだか、淳美や絵美らの話の勢いは早くてすごいなと思うけど、その雰囲気はとても楽しい。仲のいい詩穂と
「淳美ちゃん達ってすごいね」
と笑いながらよく話していた。
 クラスはいくつかのグループに分かれてるのが普通だけど、ウチらのクラスはそういう垣根がなくて、本当によかったって思う。


 この前詩穂からびっくりする話をされた。
 公也から告白されたって。
 
「えー」ってなって、それでという話を聞いたら
「私信介君が好きだから。好きな人がいるからって言ったよ」
と詩穂は恥ずかしそうにそう言った。美咲はそれにまた驚いた。

 信介は陸上部。1年の時は別のクラスだった。
 普段は公也や勝矢とよく一緒にいる。
 部活が終わり、校舎からグランドを見渡すと、信介が1人黙々と練習していた。
 そう言えば詩穂はあの時グランドの方を見つめてたっけ。


 最近になって淳美らは何か作戦のような話をしている。その話を絵美に聞くとブラバン部の後輩の子が幸次郎に近づきたいって。
 それを聞いて思いを伝えようとする姿勢が眩しくて
でもなんだか複雑な気分になってしまった。
 詩穂は、たぶん気付いてる。だから、うちらの間で普段淳美らの話も話題に上るのに、この後輩の子の話はほとんど上がってこない。

 淳美や香織らの話はキャーキャー言いながら盛り上がっていた。
 その時、
「うそー!?」
と言う声が聞こえてきた。
 絵美が、幸次郎と一緒に帰ったって。
 確かあの2人は同じ中学だったな。
 仲、いいんだ。


 淳美の後輩の子の話は、連日続いている。
 とうとう世話を焼いている淳美から
「美咲ちゃんらも協力してよ」
って頼まれた。
「そうだね、詩穂」
と笑って答えた。詩穂も咄嗟に笑顔で返していた。
「よーし」
と腕をまくるそぶりを見せた淳美が香織らの元へ戻っていく。向こうで絵美が、昨日も帰りが一緒だったという話をしていた。


 部活が終わって帰るときに、香織と会った。香織は詩穂に今日の作戦がうまくいかなかったことを伝えてきて
「ねぇ、なんかひどくない?」
と言っていた。詩穂は
「そうなん」
と話を合わせている。香織が先に帰ってから詩穂が
「残念、だったんだね」
と言ってきた。そうは言うものの詩穂は残念そうな表情を見せていなかった。


 次の日の朝、いつもの時間に学校に着いて、自転車置き場に自転車を駐めた。荷台にくくりつけた鞄を解き肩にかけようとしたとき、向こうで自転車が駐まる音がした。
 ふと振り返ると、幸次郎がサイドスタンドを立てて、荷紐をとこうとしていた。
 美咲は目が合う前に振り返りは下駄箱に向かって歩き出した。どう見ても、周りには誰もいない。


 声をかけられるかな。
 歩くのが早くて抜かされるかな。
 その時に挨拶してみようか。
 

 下駄箱で上靴に履き替える。
 でも、距離が縮まることはない。
 もしかしたら、という思いがよぎる。


 教室が近づいてきた。
 やっぱり、そうなんや。うん、絶対そう。


 モヤモヤとした思いは、教室に到着してしまって確信になった。

 私、嫌われてるんや。


8へ続く。


優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 絵美と中学が同じ
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい、詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい 香織に告白するも撃沈
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい

香織…放送部 勝矢に告白されるが振る
淳美…吹奏楽部 香織と仲がいい、面倒見がいい、琴子を応援したい
琴子…吹奏楽部 淳美の後輩、幸次郎にクッキーを渡す
絵美…野球部 淳美、香織らと仲がいい、幸次郎と中学が同じ
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友、信介に思いを寄せる


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【アオハル編⑥】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

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ブロ友のりょうさん (id:ryousankunchan)の企画により始まった、アオハル編。
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りょうさん (id:ryousankunchan)の企画記事はこちら
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筆者のリクエストはBUMP OF CHICKENの「K」という曲。一度記事が公開されたのですが、再度引き直して撮り直してくれました!
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その曲がこちら。
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なんだかとても贅沢です✨
りょうさんのピアノでの曲のエピソードまで、時間がかかってますが、このピアノの旋律を背景に本編を走って行きたいと思います。
ですので、皆様ポチッと再生をよろしくお願いします🙇

これまでの登場人物は

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 絵美と中学が同じ
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい、詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも撃沈
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい

香織…放送部 勝矢に告白されるが振る
淳美…吹奏楽部 香織と仲がいい、面倒見がいい、琴子を応援したい
琴子…吹奏楽部 淳美の後輩、幸次郎にクッキーを渡す
絵美…野球部 淳美、香織らと仲がいい、幸次郎と中学が同じ
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友、信介に思いを寄せる

でした。
 では、今回はエピソード6を、どうぞ。








6 幸次郎の事情


 目の前に、知らない後輩がいた。
 両手にクッキーの缶を持って、こちらに差し出している。さっき、淳美に呼ばれてなんとなくついていった。
 するとこの光景だ。この人は誰で、なんで俺なんだ。
 彼女は
「これ、食べて下さい」
と言ってきた。圧倒されて、1つつまんで
「ありがと」
と答えた。ただ、なんか悪いな、って思って。
 すると彼女はみるみる表情を変えて、後ろを向いて走って行った。
 渡り廊下は、風が吹いていた。


 幸次郎は、いわゆる高校デビューだった。中学からサッカーを始めたが、最後までスタメンは掴めず、必然的にクラスでも目立つ存在とは程遠かった。
 高校になると、たまたま中学の時の知り合いがほぼいなくなった。だからといって、デビューしたいなんて微塵にも考えていない。デビューというよりは、リセット。そのままサッカー部に入った。
 同じクラスで部活も同じになった、優太という親友ができた。あいつとは性格も違うのに妙に馬が合った。

 高校2年になり、彼氏彼女の話がよく出てくるようになる。ただ、自分は優太のように軽く女子に話が出来ない。だから、あいつがいろいろと話をする様子を見て、羨ましく思っていた。


 1年の時に同じクラスの女子から夜に電話がかかってきて告白されたが、家の電話が黒電話だったのと、リビングにあったせいで、家族に会話の内容が聞こえないように小声でなんとか断るのが精一杯だったことがあった。
 この話を優太にすると、
「お前は誰が好きなんだ?」
となった。当時気になっていたのは同じクラスの美咲で、冷やかされるのを覚悟して言うと真面目に受け止められた。
 優太は、既に好きな人がいてあいつなりに努力していたが、その子は最終的に同じ部活の人を選んでしまった。
 そして2年になり、その彼氏と俺たちはクラスメイトになってしまったので、優太の心境はかなり複雑だったはずだ。優太が吹っ切れたかはわからない。しかし、それもまた仕方のないこと。その彼氏ともう一人を含めて俺達は高校生活を楽しんでいくようになったのだった。


 2学期になり急にクラスがざわめきだした。正確には、クラスの男子が動き出した。一度勝矢と公也に誰が好きなのか聞かれて、適当にはぐらかした。彼らの意中の人がかぶっていないかを聞いてきたみたいだったので、そこは違うと伝えた。冬が近づいて来ているので頑張ろうぜと言ってくる。いやいや、男前の君らとは全然違うから。


 美咲は相変わらず詩穂と一緒にいる。優太がたまに間に入って話をしてくれるが一言二言話をしてその場を離れてしまう。あとで決まって優太に言われるが、直視することができないのだ。それをわかってる優太のからかいが、妙に腹立たしい。
 最近、野球部の絵美と帰りに話すようになった。帰る方向がある程度一緒なのと、やたらと話しかけてくるのと。
 何日か帰りが一緒になり、絵美が意中の人はいるのかと核心をついてきた。
 なんでそんなに皆聞いてくるんだろう。


 優太に、
「知らない後輩からクッキーを食べてくれと言われてさ」
という話をすると、やたらとそのシチュエーションを聞いてきた。かくかくしかじか、まぁこんな感じの、と説明し、
「それでお前どうしたの?」
と聞かれたので、1個もらってありがとうと言うとどこかへ駆けていったと伝えると、頭を抱えてため息をつかれた。

「お前、それ最悪やわ」
と優太は言い、その子はお前に気があるぞ、告ってきたらどうするんだと問い詰めてくる。
「それは困る」
というと、
「お前って本当に自分のことわかってないな」
と呆れられた。



 うちの高校はほぼ全員が自転車通学だった。ある日の朝、自転車置き場に自転車を駐めようとしたときにクラスのスペースに1人先客がいた。美咲だった。
 少し空いたスペースに自転車を駐めると、向こうは先に鞄を持って歩いて行く。ここで優太なら肩でも叩いておはようと言うに違いない。しかし、そんなこと出来るはずもなかった。
 ただ、周りには誰もいない。教室に入ってしまうまでのこの少しの間だけが話しかける唯一のチャンスだった。おはようさえ言えばいい。たった、それだけなのに。やたらと、心臓の音がやたらとうるさい。

7へ続く。

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 絵美と中学が同じ
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい、詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも撃沈
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい

香織…放送部 勝矢に告白されるが振る
淳美…吹奏楽部 香織と仲がいい、面倒見がいい、琴子を応援したい
琴子…吹奏楽部 淳美の後輩、幸次郎にクッキーを渡す
絵美…野球部 淳美、香織らと仲がいい、幸次郎と中学が同じ
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友、信介に思いを寄せる



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【アオハル編⑤】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

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ここのところ更新中の、アオハル編。
surrealsight.hatenablog.com
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今回もその続編です。

このお話はブロ友のりょうさん(id:ryousankunchan)の
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にリクエストをしたことで生まれたお話。
これがすでに記事になり公開されています。
yukiichihimenitaro.shop
そしていただいた曲はこちら。
youtu.be
ですので本編に入られる前に、ポチッと再生をよろしくお願いします🙇


ちょっと登場人物が増えてきたので少し整理を。

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい
   詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも…
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい

香織…放送部、勝矢に告白される
淳美…吹奏楽部、香織と仲がいい
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友
   信介に思いを寄せる

今回はまた少し人が増えます。


では、エピソード5を、どうぞ。












5 淳美の事情

「そういうことならな、ウチが一肌脱ぐしかないやろ」
 吹奏楽部、通称ブラバン部の後輩琴子から相談を持ちかけられた。どうやら、淳美と同じクラスの幸次郎のことが気になるらしい。一個下の彼女が、幸次郎のどういう部分に惹かれてなのかは、わからない。
 ただ、最近ことあるごとに、淳美の事を羨ましいと言っていたのはこういうことだったのか、と納得した。

 同じクラスの幸次郎は、サッカー部。ウチらブラバン部とは、すれ違うこともない。校舎はワンフロアが一つの学年になっており、学年が違えばそこですれ違うこともない。
 ウチらのクラスには、公也や勝矢、信介達のグループと幸次郎や優太らのグループがある。他のクラスからキャーキャー言われてるのは公也達のような気がするけど、優太と幸次郎押しもウチらのクラスにはいる。
 優太とはよく話をするけれど、幸次郎が女子と単独で話をしていることはそう言えば見たことはない。
 確か、1年の時に当時同じクラスだった人が告ったという噂を聞いたっけ。ちょっと香織に確かめとこう。

 ウチが把握している限り、ウチらのクラスで彼氏彼女がいるのは一人だけ。だから、他のみんなは誰とも付き合ってないはずだった。
 
 淳美は香織らと作戦会議をする。
 全然接点がないのに、いきなり言ったのでは無理なんじゃないか、という話もあり
「何かを渡そう」
という作戦になった。会話は何を渡すかでキャーキャーしている。キャーキャーして、まとまらない。

 数日して、同じグループの絵美が思い切った行動に出た。
 絵美と幸次郎は元々中学が同じ。そして、絵美は野球部のマネージャーをしているため、サッカー部と接点があり、部活が終わる時間も似たようなものだった。
 絵美は帰りに時々1人で帰る幸次郎に会う。だから思い切って声をかけてみたようだった。

「うそー、一緒に帰ったん?」
素っ頓狂な声が上がり、途端会話が色めきだつ。何だという表情で数人の男子がこっちを見ている。
 絵里の好みは年上だったので淳美は幸次郎が絵里の圏外であることはわかっているが、香織達はまたキャーキャー言い始めていた。
 絵里は数日かけて探りをいれていたが、幸次郎のガードは固かったようだ。ただ、これまで誰とも付き合ったことはないらしい。
 
 うん?そう言えば。
「香織、そう言えばこの前勝矢に声かけられてなかった?」
「さすが淳美、あなたアンテナ張ってるわね」
「私を誰だと思ってんの?」
と笑いながら返す。
「えっと、告られた」
「え″!?」
 あなた、今なんと?なんでその後も普通なわけ?もしかして。
「ごめんなさい、してきた」
「うっそー!!」
「あんたって子は」
 周りにいる友人達も、口をそろえる。
「だってさ、考えたんだけど好きってまだよくわかんないんよね。今は私稲葉さんラブだから」
 皆、あっけにとられている。
 B'zの稲葉さんってあんた、そこは絶対に届かないところでしょ。


 作戦はクッキーを焼いてきて、渡そうということになった。淳美がそれとなく幸次郎を呼び出し、待ち受けていた琴子がそこから話をする。呼び出す場所は、渡り廊下。
 淳美が作戦通り幸次郎に声をかけた。
 さりげに誘い出すのも成功した。
「ちょっと後輩が話をしたいって」

 淳美はその場を立ち去った。
 後輩の成功を願って。
 渡り廊下へ続くドアを締め、ドアの向こう側を想像する。
 どうか、うまくいきますように。


 すると、バタンと急にドアが開いた。
 琴子がクッキーを入れた缶を持ち、涙を溜めて立っている。
「受け取って、もらえませんでした」
 後輩は走り出した。
 淳美は混乱しながら、その姿を追いかけていった。

6へ続く

優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 絵美と中学が同じ
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい、詩穂に告白するも撃沈
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも撃沈
信介…陸上部、勝矢、公也らと仲がいい


香織…放送部 勝矢に告白されるが振る
淳美…吹奏楽部 香織と仲がいい、面倒見がいい
琴子…淳美の後輩 吹奏楽
絵美…野球部 幸次郎と中学が同じ
美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友
   信介に思いを寄せる


ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
登場人物の広がりはそろそろ終わりです😅後は矢印があっちむいたりこっち向いたり。図で書いてたらいいかもしれないのですけど、ちょっと考えてみます。

>テイルズ(id:MyStory)さん
そうです、おっしゃるとおり完全に実話ベース。想像で書いてる部分はかなり少ないのです。ほんとこれだけ手に取るようにわかっていれば、なんですけど😅いい意味で予想を裏切れたらいいんですけど、どうでしょうかというところです😁

>ユウヨ(id:byte0304)部長
ゆる~くいって、ズバッと内角をえぐってきてます。セオリー通りというところでしょうか。こんな時もあったんですねぇ。ほんとセピア色の話がきらめいてます。


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【アオハル編③④】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。

前回から書き始めた話。
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今回はその続編です。

このお話はブロ友のりょうさん (id:ryousankunchan)の
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にリクエストをしたことで生まれたお話。
これが昨日筆者がこのシリーズを始めたことで、コラボが生まれました。
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もう、早速記事にしてくれてまして、筆者としては感無量であります。アレンジ効いててすごい。
youtu.be

しかし、このKというBUMP OF CHICKENの曲がこちらのシリーズで出てくるのはまだ先の話😥しかし、せっかく記事にも曲の提供もいただいたのでアップしました。
ですのでぜひ、ポチッと再生をよろしくお願いします。
りょうさん、ありがとうございます🙇
そして、りょうさんをご存知ない方、この機会にご訪問してみて下さいませ。
この方は人を引き寄せる素敵な魅力をお持ちです✨

では、ピアノの旋律をいただきながら本編に戻ります。
今回はエピソード3、から。
では、どうぞ。
















3 詩穂の事情
 びっくりした。急にあんなこと言われて。
「何だったん?もしかして告白されたんじゃないの」
と親友に言われて、素直に頷く。

「えー」
と口を押さえて驚く親友。当然その先の話を聞きたがっている。詩穂はまだ誰にも言っていなかったが、陸上部の信介に思いを寄せていた。
 それを親友に伝えると、またその答えに親友が驚く。

 クラスの男子と話すことはあまりなかった。
 勝矢や幸次郎の親友の優太が話しかけてくることはあったが、自分から積極的に話しかけるということはしない。それは親友の美咲も同じ。

 このクラスの女子は、吹奏楽部の淳美を中心に1つのグループがあり、詩穂と美咲はそのグループと適度な距離を置いている。決して仲が悪いわけじゃなく、休み時間に話をするのは美咲であり、一緒にお弁当を食べるのも美咲というだけで。
 この前香織から話しかけられて好きな人の話になったけど、いないことにした。たぶん驚かれるし、理由を聞かれると困るし。
 
 1年の時に同じクラスだったのは幸次郎や優太とか数人で、後は2年から同じクラスになった人たちばかりだった。
 その中に信介がいる。

 信介は、周りの子がキャーキャー言うようなタイプの男子ではない。ただ、考えがしっかりしていると言うかそういうところが詩穂には見えていて、惹かれていったのだ。
 告白してくれた公也には本当に申し訳ないけれど、ちゃんと言ってくれたことに対して嘘はつきたくなかったのだ。
 
詩穂…美術部 美咲と親友
   公也から告白されるが断る 信介に思いを寄せる
美咲…美術部 詩穂と親友
淳美…吹奏楽部 香織らと仲がいい 世話焼き好き
香織…放送部 淳美らと仲がいい
   勝矢から告白されるが…

公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも…
信介…陸上部 公也、勝矢と仲がいい
幸次郎…サッカー部 優太と親友
優太…サッカー部 幸次郎と親友


4 優太の事情
「公也と勝矢が玉砕したんだってさ」
「そうなんや」
さして驚かない幸次郎に、優太は話を続ける。1年の時から部活も一緒になった幸次郎とは性格も違うけど妙に馬があった。
 それでサッカーの話をしたり、将来の話をしたりするようになった。二人ともなんとなく将来教師になりたいと思っているところがあり、2年になって文系の数学選択をした。
 だから、何かにつけて同じになることが多い。

 優太は1年の時に好きだった子がいたが、その子には彼氏ができてしまい、その時は随分と幸次郎に話を聞いてもらった。

「そう言うお前はどうなんだ」
と幸次郎に聞くが、幸次郎はなかなかはっきりとしない。
 以前に幸次郎から美咲の名前が出てきたことがあった。たまたま優太の両親と美咲の両親とが同じ職場だったようで、優太は美咲達と話ができる。
 なんとか間に立って、幸次郎が話をするように仕向けてみたが、一言二言話してどこかに行ってしまう。
 こちらに対しては
「あぁしたらいいんじゃないか」と言うくせに、自分のこととなると途端にダメになる。

 幸次郎はそんな対応しているのに、意外と美咲は笑っていたりした。美咲に本音を聞いたことはないが、優太の中では、美咲は幸次郎を悪くは思ってないみたいだ、という感触があった。


優太…サッカー部 幸次郎と親友 美咲の親と自分の親が知り合い
幸次郎…サッカー部 
公也…帰宅部で硬式テニスやっている 勝矢、信介と仲がいい
勝矢…バレー部 公也、信介と仲がいい
   香織に告白するも…

美咲…美術部 優太の親と自分の親が知り合い
詩穂…美術部 美咲の親友
   信介に思いを寄せる

5に続く。

ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
ネタばらし段階ではないのですがそろそろわかってくると思われます。楽しみにして下さりありがとうございます🎵

>テイルズ(id:MyStory)さん
恋に恋する、いやぁこっぱずかしいんですけど、彼、彼女らは大真面目。まっすぐな、気持ちが直球で胸を打つんですよね。こんな時期あったなぁと、みてもらえるとありがたいです。

>AKI(id:aki800)さん
人数多いので説明は必須かな、と。
前に書くと書く内容に制限が少しかかるので後ろに置いてるんですけど、仮称なので自分も間違えがないか点検しながらという面もあります。
私についてはもうお気付きのはず😅

>ユウヨ(id:byte0304)部長
ありがとうございます。そんな風に言って下さると書いてよかったのかなと思います。
そしてこちらは書いていきながら、広がって行ってるんでどうしようかな、と思ってます😅


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【アオハル編①②】カタカタと回り出した、アオハルフィルム

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。


ようやく、元に戻りつつある時間。

昼休みは、職場でオートミールプロテインの蒸しパンを作り、行き帰りの電車の中ではてなの人のブログにお邪魔し、読んでいく。
この日常だった流れが、なんだかずいぶんと久しぶりに思えてました。

蒸しパンを作るときにベーキングパウダーを入れ忘れたり、配合を間違えたり、レンジ内で爆発しそうになってたり。
「せやせや、確かこうやったわ。」
と、思い出しながらの状況です。



さて、前回はスマホ写真部への記事でした
surrealsight.hatenablog.com
ここで、懐かしの学び舎の話になりまして。

そして、ブロ友のりょうさんがこんな企画をされていました。
yukiichihimenitaro.shop
そこに一曲リクエストしたということで、かれこれ25年ほど前になりました17の頃のことを、このブログに合った調子で書こうかと思います。


書き出しの今は、これが何話ものになるのかわかりません。
正直なところ、こういうジャンルは書いたこともない。
構成もなく、後々にそれぞれから聞き取った当時の様子を綴ってみようと思います。

ある意味、今の筆者はその
”アオハルフィルム
を暗室で見ているような、そんな感じで。

登場人物は全て仮の名前です。

では、どうぞ。










1 香織の事情

 香織は目の前の光景を疑った。
 部活に行く前に、「ちょっといい?」と言われ何気にその人についていった。
 空いている教室に入り、その人は今、目の前に向き合っている。

 同じクラスの背の高い彼は、各クラスの格好いい人リストに入っている人。
 しかし、自分にはまだ本当に思う人が見当たってないなかった。

 友人の淳美は、最近後輩の恋バナのお世話をしようとしている。その相手は同じクラスのサッカー部の幸次郎だった。幸次郎はあまり女子と話しているところを見たことはない。男子同士でいるときはわからないがクールなイメージだ。
 誰か好きな人はいるんだろうか。いたら淳美の後輩は撃沈するのかも知れない。淳美はなんとか告白させようとしている。
 そういえば去年誰かが告白して断られたと言っていたっけ。理由を淳美に聞いてみよう。淳美なら何か知っているかもしれないし。
 私たちは淳美の考える作戦にキャーキャー言いながら、
「いいやん」
「それ、引かれるんちゃうん」
「ワー。うんうん、頑張ろうよ」
と話す。こういう話は本当に楽しい。

 ただ、なんだか一途にそう思えることに羨ましくも思うんよね。


 話を戻そう。

 目の前には勝矢がいた。
 幸次郎ともよく話をしているのを見ていた。時々話しかけられていたが、それは私の周りにいる子も同じで、私の中では少し話の出来るクラスメート、だった。

 少し間があって
「実は…」
と勝矢は切り出している。この展開は、と香織は考えだし
「えー、私?うそー」
と心の中で叫んでいた。



香織…放送部
淳美…吹奏楽部、香織と仲がいい

勝矢…バレー部
幸次郎…サッカー部


2 勝矢の事情

 勝矢は、公也と話していた。
 2年の秋にさしかかり、このまま彼女のいない冬を迎えたくない。

 先日、公也は思いを寄せている詩穂に告白したばかり。
「ごめんなさい、実は好きな人がいて」
と言われ、
「そう、それは仕方ないよな。ハハッ」
と頭をかきながら、笑いながら立ち去ったらしい。


 下を向いた公也は、大きなため息をついていた。
 男から見ても公也は男前だった。部活には入らずテニスクラブで公式硬式テニスをやりたいからと、我が道を進んでいる男。成績もよく、人当たりもいい。
「なんでダメやったんやろう」

 勝矢は話が出来る女子と、誰が誰のことを好きなのか情報交換していたが、詩穂の話は入ってこない。かなりガードが硬いのだろうか。詩穂はいつも美咲と2人でいる。同じ美術部同士で、1年の時も同じクラス。そして、この2人は他のクラスからも彼氏がいるのか聞かれる人物だった。
 公也ならいけるんじゃないか、と思ったがダメだった。
「だったら誰なんやろう。」
 一緒に話を聞いていた信介がつぶやく。

 次は俺の番だ。
 勝矢は立ち上がる。
「明日、告って来るわ」
 勝矢がそういうと公也は立ち上がり、2人は硬い握手をした。
「健闘を祈る!」

 信介も
「頑張れよ」
と言って背中を叩いてくれた。



勝矢…バレー部、公也、信介とかなり仲がいい
   香織に告ったが…
公也…帰宅部だか硬式テニスをやっている
   詩穂に告るも無念
信介…陸上部
幸次郎…サッカー部、4人とも同じクラス

詩穂…美術部、美咲が親友
美咲…美術部、詩穂の親友



3へ続く


ブクマコメントありがとうございます。
>まっこおばさま(id:makkosan70)
すみません、ややこしくて😥登場人物はもう少し増えます。

>みみこびと(id:mimikobito)さん
ご期待通りシンプルじゃないんですよね😱このコメみて、ひとり画面の向こうで微笑んでそうなみみこびとさんが見えます。

>AKI(id:aki800)さん
今回は自分の恥ずかしながらというところを前面に出すしかない展開です😱AKIさんみたいな展開は憧れますね✨

>ユウヨ(id:byte0304)部長
そんなにおいがしてますか😁いやいや、それなら掴みはオッケーってところでしょうか。

>テイルズ(id:MyStory)さん
引き出しはたくさんあるのかな、自分ではよくわかってないんですよ。
このお話はセピアが似合うお話。そして、この流れだけでもないのです。

>DIT井上(id:ditinoue)博士
実はこれ、小説みたいな感じですけど、リアルな話なんですよ。だからかも知れないけど、わりとサラサラと書けます。まだ見通しも立ってないけど、楽しんでもらえると嬉しいね✨




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【スマホ写真部】ここの空は、広かった

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。


さて、今回は、久しぶりにスマホ写真部の活動を。
部の活動についてはこちらを↓
部員も募集中です。まだ10数人の立ち上がったばかりの部です。
teawase-brog430.hatenablog.com

毎月のテーマに沿って、記事に出来そうならする。
厳しそうであればパスして、また翌月のお題に挑戦するかどうか。
こんなラフな活動です。

ですのでご興味ある方はここでもいいし、上のリンクからコメント下さいませ。



では、

ユゥヨ部長 (id:byte0304)
AKIさん (id:aki800)
iBUKiさん (id:WDF)
ほし氏さん (id:star-watch0705)
DIT井上博士 (id:ditinoue)
ハピトマさん (id:hapitoma)
りょうさん (id:ryousankunchan)
まっこおばさま(id:makkosan70)
はるさん(id:akastubaki)
miyako さん (id:m421miyako)
みみさん(id:cinamonland)
ねじまきさん(id:popmusik3141)

ご無沙汰してました。部活再開します。
お初にお目にかかる方もよろしくおねがいます。


さて、今月のお題は、
「今年の初◯◯をスマホに収めました」
でした。

既にもう記事を書いておられる方もいて
www.421miyako.com
どうしようかな、と思いながら過ごしておりまして。

そして、整いました。

では、どうぞ。








f:id:surrealsight:20220115141857j:plain
なんてことのない、田舎の風景

空が広いとか、狭いとか。
そういうことを、時々気にしていた。

都会に行ったときも、
田舎に出かけたときも、
見知らぬ土地へ行ったときも、

まずは空を眺めていた。


広いとなんだか安心して、
狭いとなんだか窮屈に感じる。

そのなんとなくの感覚が、自分の中ではけっこう大切だったりしていた。



仕事で、久しぶりに高校時代を過ごした学び舎の近くを通った。
そこはいわゆる、郡部の田舎。
高い建物はなく、空と空がつながる向こうの方が見える。



18までの尖っていた3年間、毎日のようにチャリをかけて通ってきた。
そうやって、見てきた風景。
空と陸のつなぎ目に高い建物はなく、雲がしっかりと見える。
ここの空は、広かった。


校舎の窓から飽きもせず、頬杖ついて眺めていた空。
その向こうに広がる、田んぼや畑。

眼前に広がる風景は、四季により表情がかわり

春になればヒバリの姿が地上から
夏になれはトンビの姿が上空から
秋は黄金色の稲穂が一面に
冬は真っ白の霜が一面に

広がってくる風景。


ふと、いつも狭いとか広いとか言ってたものは、眼前のものと無意識に比べていたんじゃないかと思った。
それと似ているからなんだか落ち着いて、小さすぎるときは窮屈だなと思う。
なんだかそう思うと妙にしっくりくるというか、納得した。


筆者は車を路肩に停まらせて、外に出た。

そこに広がるのは、なんてことのない田舎道の風景だった。


今月のお題
「今年の初”納得”をスマホに収めました」


ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
おばさまの空の写真、とても好きです。
なんだか、ほっとするというか。
いつもありがとうございますって、勝手に思ってます。

>ほし氏(id:star-watch0705)さん
試練を待ち受けているような、ですか。さぁ、次の展開はいかに、というところですね😁ほし氏さんにそう言ってもらえると、撮った写真の価値が一気に上がるような気がします。まさに一期一会。その一瞬を見逃さないようにしたいものです。

>AKI(id:aki800)さん
眺めるのはよくしていたのですが、撮り出したのはホントに最近で。自分もそうなる可能性が多分にあります😅
吸い込まれそうな奥行きに、なんだかその向こうを見たいな、って思ってしまうんですよね。

>ユウヨ(id:byte0304)部長
自分らしさの切り口でのキリトリで、想像してもらってありがとうございます✨
みんな面白い感性なので、楽しいですね。自分なりのキリトリを昇華させていきたいです。今年も部活盛り上げていきましょう!

>テイルズ(id:MyStory)さん
100の言葉よりも雄弁に語る👍流石です、唸りました✨自分は写真撮り始めたのはほんとにブログ始めてからです。それまでは見る専門でしたよ。ひとのキリトリに最近興味を持っています。テイルズさんもぜひスマホ写真部に。



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ミルクティーと、白い吐息

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さて、今回は、この時期ならではのキリトリ、の短いお話。



では、どうぞ。







筆者は仕事が終わると、普段は帰りにコーヒーを買って一息つく。

しかし、なんだか今日は、午後ティーの気分。



ホットミルクティーを片手に、地下にある駅のホームで壁にもたれて天井を仰ぐ。
電車が通り過ぎて、しんとなったホームに、水の滴り落ちる音が響く。

一口飲んで、ふぅ、とした。

白い吐息が見える。

それを見て「なんだか、冬だな」と思う。


夏にはない、この感覚。
コーヒーでは薄い、この感覚。

何だろう、これ。
それが妙に、心地よい。

ブクマコメントありがとうございます🙇
>まっこ(id:makkosan70)おばさま
いつも優しさをありがとうございます🙇
帰りの電車が暖かく、夢見心地が梅田へと誘います(笑)

>みみこびと(id:mimikobito)さん
ミルクティーじゃなきゃダメなんです。ストレートティーでもダメなんです。レモンティーでもダメなんです。2位じゃダメなんですか?そうなんです😱ミルクティーのまるさ?まろやかさ?が吐息と合うんですよね💨

>テイルズ(id:MyStory)さん
まるで横から見られているみたいです😲あぁ、テイルズさんと一度サシで語ってみたい。いろいろと気付きを学べると思うんです!
表現の引き出しをホントにたくさんお持ちだなって思います🎵

>ユウヨ(id:byte0304)部長
すみません、伝染してしまいましたね😏
たまに飲むとなんだかハマりますよ。こういうのもありだなって。


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そうですか、しょっちゅうあるんですけど

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さて、今回は、今年もいつもどおり、始まったなという話。


では、どうぞ。








筆者は特異体質で、人生においてよく遭遇することがある。


それは「人が倒れている」ということ。



あるときは、電車のホームで。
あるときは歩道の上で。
あるときは道路上で。



倒れる原因はいろいろあるけれど、かなりの確立で交通事故だ。高速道路で急に渋滞になって、なんだと思うと、破片が散らばり前部が大破した車が横向きに止まっていたこともあった。
運転席にはぐったりした人。


確かにそんなことがなければ、そうそう人は倒れることはない。




11月の激務が始まった頃、出勤途中に駅に向かう交差点にさしかかると、人が倒れていた。
わりと大きな血だまりもあって、バイクを起こしている人がいた。


筆者はいつもどおり、あぁ事故か、となる。


路上に人が倒れているので、信号無視をして道路を横断してそこにたどり着き、救急隊がくるまでの措置をする。
ちょっと出血が心配だったが、意識はあったのでそこは一安心。
切っている部分も致命傷とはいかなさそうだ。

目撃者に女子高生がいた。
警察がくるまで一緒にいて、警察が来たら彼女らの目撃情報を伝えて、早く解放してあげて欲しいと伝える。
事故の当事者が女子高生の個人の連絡先を聞こうとするが、それはちょっとやめといてお礼なら学校に連絡してはどうかと提案する。
事故の当事者は少し落ち着きを取り戻し、納得した。



年を越して1月になりまた出勤しようとしていたときだった。
住宅街から大きな通りに向かって歩いていると

「ガシャーン」

とかなり大きな金属音がした。

これはもしやと思って、通りにかけていくと信号のない交差点で、トラックが不自然にとまり、その傍らに倒れたバイクが見えた。
筆者の前にはランニング中の服装をした男性が一人。
彼はおそらく衝突を目の当たりにしていて、その非日常の光景に圧倒されていた。
彼はゆっくりと倒れている人の方へ歩いて行っていた。

筆者はそれを走って追い越し、倒れたバイクの人の元へ駆け寄る。
バイクの人はうめいていてもだえていた。
声をかけ、外傷を確認する。出血は見えないがもだえ方がひどい。
かなり頭部を打ってそうだ。
背中をさすって声をかける。

ようやく追いついてきたランニング中の人がスマホを見ている。
「あなたは119に通報して下さい」
「こちらは110通報をします」
仕事を頼まれたランニング中の人は我に帰り、通報を始めた。
筆者はそれを見て110通報をした。
途中、トラックの運転手が声をかけてきた。
今、通報しているからまず会社に事故をしたと報告して、と指示をする。
バイクの運転手はもだえている。
苦しそうなのでヘルメットを外し、服を緩める。
何度か吐きそうになっているので、あおりを食らわないようによけながら、また声をかけて背中をさする。
そして、仰向けでその人が吐かないように横向きにさせる。
吐瀉物が気管につまるとマズいから。

そうしていると
「医者です」
という通行人が現れた。

こういう現場によく居合わせていると、時々医療関係者が名乗ってくれる。これはとてもありがたい。

そのドクターはランニング中の人のスマホをとって代わり、救急隊に症状を的確に伝えだした。
筆者も通報が終わった。
ドクターの見立てでは、頭部を打っているからそこが一番ひどいだろうと言っている。
話は出来ないがドクターの呼びかけに反応しだしたので、意識はあった。


筆者は警察が来たので、状況を説明する。
当事者、通報者、目撃者、ただの通行人。


そして後はそれぞれのプロに任せて出勤することに。
筆者は職場に連絡する。

「すみません、また事故があって通報したりしてました。
え!?また!?
そうです。
また、です。よくあるんですよ。
ない?
そうですか、しょっちゅうあるんですけど。まあ、いいや、とにかく今から出勤なので、お願いします」


ブクマコメントありがとうございます🙇
>まっこおばさま(id:makkosan70)
旦那さんもそうでしたか。物怖じされない方だったんですね。誰かの一大事は、対応出来る人がすればいいかなと。大したことはできませんけどね。

>ますを(id:tureture30)さん
コメントありがとうございます🙇
不幸中の幸いとなれれば、これ幸いでございます。誰かにしてもらった恩を自分に出来る形で誰かに還元出来たらと思います。

>Pちゃん(id:hukunekox)さん
あまりにも遭遇するので救急法の勉強をしました。後はわからないと119に電話して通報しながら処置方法を聞いたりします。救急隊が到着するまで状況説明も出来るので、けっこう使えます。

>テイルズ(id:MyStory)さん
慣れ、の部分は大きいですね。ビビることはなくなりました。流石に血だらけは引きますけど😱ただ、なんとかしないと、に切り替わります。そこはかつての心友のケガの経験もあるんだと思います。

>ユウヨ(id:byte0304)部長
おぉ😲部長もご経験が!
救急車来るまでは確かに長く感じますね。ひどい状況であればあるほど。
ただ、時計見たらそんなにかかってないんですよね。不思議なことに。
それと同時に日本の救急のシステムもすごいなと思います。数分で駆けつけてくれますから。




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5年後の、似たようなこと

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ようやく新年になって、初投稿。
ということで、改めまして皆様あけましておめでとうございます🙇本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年始も年末並みの勢いで仕事が来ていますが、こちらはこちらでぼちぼちと。
数日かけて、一記事を作成していこうか、と。

さて、今回はそんなこんなの仕事の状況からの一コマ。
かつて421miyako (id:m421miyako) さんから聞かれていた、「その理由」の答えに、この話がなるかどうかはわかりませんが、お付き合い下さいませ。

では、どうぞ。












1年近く前に書いた若手についての記事。
surrealsight.hatenablog.com
以前にいた営業所に入ってきた若手が筆者のいる部門を希望してきたが、それは憧れの人が筆者だったから、というこそばゆい話。


この時の新人も筆者もあれから数年の時を経て、係こそ違えど本社で昨春から一緒に仕事をすることになった時の記事だった。


そんな巡り合わせがあって、その後時々同じチームを組んで仕事をすることがあった。



ある日、筆者らは出先の現場を支援することになった。とある問題が発生し、それに対処する。それは筆者らのいる部門の専門性が求められる案件だった。

彼は筆者の後を追いかけて、同じ部門に入ってきていた。本社に来る前に別の営業所で、さらに経験も積んで。

春からは本社での経験も積んでいる彼は、当然腕を上げている。支援に入った現場は普通の社員が敬遠したくなるような案件だったが、筆者の斬り込みにちゃんとついてきていた。

事案に対処し、経過を報告書をまとめていく。
春には1つ上の役職への昇進が決まっていた彼に、筆者は自分だけでなくまわりも使いながらどのようにさばいていくかを説明していった。

そして、ふと
「この仕事、やってみるか」
と聞いてみると
「いいんですか」
と返ってきた。

筆者は彼に1つのとりまとめを任せ、他の対処を進めていった。現場のやる気は削がないようにしながら手当てして、会社の対応としての方向性を間違わないようにする。

そうして後日、支援に入った営業所からその後案件はスムーズに流れていき大変助かったとの連絡があった。


筆者は、現場からの帰りの車内で彼が言っていた言葉を思い出した。


「以前に僕がかけ出しの頃、仕事を任せてくれたことがありましたよね。あの頃は書類の書き方もよくわからなくて。
それでもちゃんと教えてもらって、それが出来たんですよね。周りの同期にそんな専門的な仕事やったやつはいなくて。」

「そういや、そんなことあったな。えっと、〇○のところのやつやったっけ?懐かしいな。」

「今回仕事やってて、なんだかあの時みたいだなって。違っているのは、もっと難しい案件に変わってるというところぐらいで。」

「それだけ腕を上げた、ということやな」



あれからもう、5年位の時間が経っていた。
もう見えるところまで追いついてきている。




筆者は営業所から入ったお礼の連絡に、メッセージを差し込んで彼に転送した。

「おつかれさん、また腕磨いていこうぜ」



彼はまた、腕を上げる。

筆者はその前を、走って行く。



ブクマコメントありがとうございます!

>まっこおばさま(id:makkosan70)
そうですね、自分ひとりじゃない。
確かに。なかなか立て込んでますけど、自分時間が持てるようにうまく進めていきたいです。
Twitterでもコメントありがとうございます。次はそれを記事にしようかな。

>みみこびと(id:mimikobito)さん
空想されてしまいましたか。いやいやお恥ずかしい限りでございます😅
目指されるのはこそばゆいです。

>テイルズ(id:MyStory)さん
あけましておめでとうございます🙇本年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年はひかるさんのおかげでテイルズさんとのご縁をいただきました。今年もテイルズさんのコメント力を見習って文章力を上げていけたら、と思っています✴
この後輩に目指されるってすごいことですよね。人生にも影響与えてしまっているので責任も感じます。彼らの方がまだまだ時間はあるので、どんどん追い越してもらいたいですけど、そんななかでも自分は前を向いて進んでいきたいな、とも思います。

>ユウヨ部長(id:byte0304)
部長、ご訪問ありがとうございます!
恐縮です🙇
盛ってはないんですけど、今年最初は年末年始の業務の中からこの話を選びました。部長のおっしゃるジローワールドっていうものを、今年も展開して参りたいと思っています☆


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【電車のひと短編⑯】まるで、申し合わせたかのように

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このところ、何か書こうとして途中で断念する日々でした。

立て込んでいた仕事は、なんだかんだ28日までズレ込み、その分の本来業務は今日にズレ込みとなって、やっと帰りの電車というところです。

さっきもうたた寝して、乗り換えの駅を通り過ぎ大阪府に入っていました。
あぁ、またやってしまった😥

しかし、そのおかげなのか、折り返しての帰りの電車での一コマで久しぶりお話を。


このシリーズは筆者が勝手にシリーズ化したものでそれぞれの話は独立しています。
主に電車の利用が多い筆者が出会った人達の、ちょっとしたお話。
これまでのお話は末尾のリンクにまとめています。


さて今回のお客様は、筆者の右隣に座っていた二人、の話。

では、どうぞ。












横一列のシートに筆者を含めて5人が座っていた。
年末の休みモードが漂い、夕方前なので立っている人はほとんどいない車両だった。

筆者はちょうどそのシートの真ん中に座っていた。
筆者の右隣には、男性と女性が間隔を空けて座っていたように思う。


電車のアナウンスが流れドアが閉まる前の音が流れた。
その音の途中で、筆者のいたシートの向かいにあるドアから、

高齢の女性とその娘らしき人(娘と言っても60歳くらい)


「よっこらしょ」
と言って乗ってきた。

2人はまず間に合ったことに安堵した表情を見せた。
そして、その2人は左右に首を振った。


筆者は、周りで最後に空いていたちょうど3人分位のスペースの真ん中に、先ほど座った。
だから、周りには2人並んで座れるスペースはない。


だからじゃないけれど、筆者は立ち上がることにした。
自分が立てば並んで座れるスペースができる。

ちょうど2人が首を振り終わったタイミングと、筆者の立ち上がるタイミングが重なった。


すると右隣2人もほぼ同時に立ち上がった。

まるで、申し合わせたかのように。


そして、筆者は左へ、右隣の2人は右へと歩き出した。


中越しに
「いやいや、ちょっと…」
という申し訳なさそうな年配の女性の声が聞こえた。

確か右隣の2人は隙間を空けて座っていたので完全に他人だろう。
乗ってきた側からするといきなりシートの席が半分も空いて、面食らった感じかもしれない。


筆者は同じ車両の一番端のドア付近に移動して、そこに立って振り返ってみた。
高齢の女性ともう一人は広く空いたシートに腰掛けていた。

右隣の2人は、1人はその近くに立っていて、もう1人はいない。
いない人は隣の車両に移動したのだろうか。

立ち上がった3人の考えていることは恐らく同じだった。
恐らく判断の速度も同じぐらいだったような気がする。
どうぞ、と言うような声も聞こえなかったので、恩着せがましいところもない。


誰かが立ち上がることは、時々見る。
しかし3人同時に、しかも全員が他人で、というのは、今まで経験がなかった。


こんなことも、たまにあるらしい。



追伸
ようやく1つ普段の感じの記事が書けました。
11月12月は、ほぼジローの部屋はお留守でしたが、徐々にまたしたためて参りますので、またどうぞよろしくお願いします🙇

surrealsight.hatenablog.com


ブクマコメントありがとうございます!
〉Storyteller (id:black-orchid)さん
なんと数々の名作は、まさかのまさかの。おはこんばんちは、お帰りなさいませ🙇そうでしたか、ちゃんと響いていましたか。博士や満月ママ先生、りょうさんともあれから話してたんですけど。今日は感無量になりました。いや、ほんとに。ほんまに、ちゃんと伝わってたのがよかったです。

〉hm2192(id:hm2192)さん
すみません、明けてしまいましたが今年もよろしくお願いします。
ゆるっとした記事をまた期待しております。

〉みみこびと (id:mimikobito)さん
すみません、明けてしまいました💦電車は普段利用するのでその中で人間観察をけっこうしてしまいます。いろんな人がいるので面白いですね。
この時は時間差じゃなくてほぼ同時なので、これはなかなかないなって。
今年もうまくキリトリを表現出来たらと思います。今年もよろしくお願いします。

〉ユゥヨ (id:byte0304) 部長
昨年は最後に写真部の活動に参加できずすみませんでした。今年は出来るだけの参加を目指します!
自分のブログも、今年はよりらしさを出せていけたらな、と思うのですがどうなることやら、です。でも皆さん仕事しながら記事をまとめておっておられるので自分もぼちぼちとやっていこうと思います。今年もよろしくお願いします。



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終電待ちの、ホームにて

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いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!

また先日はたくさんの温かなコメントやブクマコメントを頂きました。
本当にありがとうございます🙇
surrealsight.hatenablog.com


舞い込んできた案件はようやく終着駅前となりました。
一月半ぐらいのスパンでしたがかなり身を削ってしまったように思います。
今週でなんとか形になり、筆者の仕事の山も、今日ようやく越えました。

ホームに流れ込んできた終電には、まばらなものの

疲れた人
赤ら顔の人
眠っている人
スマホを見る人
おしゃべりをする人

がいます。

筆者もちょっとでも気を許して、一眠りすれば気持ち良さそうな気もしますが、リスクがデカすぎる。乗り越してしまえば、帰れません。

そう言いながら、駅が2つほど飛びました。

これ、どこだろう。

あぁ、ねむい。



なんとか、最寄り駅。
コーヒー買おう。

おつかれ、自分、かな。



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ご無沙汰、してます

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。




さて、最近とんと姿を見せておらぬ筆者でございますが、一応生きてはいます。
ブログが嫌いになったわけでもないし、飽きてもなく。

ただ、行き帰りの電車は廃人のごとく、帰りは目的駅の手前で降りたり、すぎてしまったりを繰り返す日々で…。
ニュースを見ていると、気がついたらスマホを落とし、資料を読んでいたはずなのに落としかけていて。


今、通常の業務に完全に別の業務が乗っかって来ています。
多発したややこしい案件をその方面の班が対応していたけど、人欠になり本社から応援に。
こういう時ってヘルプ入られたところは立て直されて行くけれど、元々の自分の業務ってヘルプ入らないもんな🏃💨

しかもヘルプのはずが指揮者。
その案件をさばくための方法を考えて、人を動かさないといけない。


ということで年内に小説もう一作品はほぼ心が折れております。
今日は職場の健康診断なのに、完全に忘れてました。
なんとか、ぼちぼちと。


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2:45の、左足

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さて、今回は夜中の、一コマの話。

では、どうぞ。









ここのところ睡眠不足で、先日は追い打ちをかけるように仕事が徹夜モードになった。
さすがに翌日は昼ぐらいで仕事を終えたものの、完全にフラフラで、電車で座ってしまうと降りたい駅で降りられない状況。

睡眠時間は短いにも関わらず、途中で目が覚めて、また眠るを繰り返している。
そのせいか、久しく夢を見た、という記憶もなかった。




ところが先日眠っていると、

「バーン!」

という大きな音が響き、目が覚めた。
なぜか左足が上がっている。

なんだと思いながら、なんでこんな体勢取ってんだと思いながら、そのままスマホの時計を見た。

2:45

眠ってから、一時間半ぐらいか。

筆者にはなんだか記憶があった。









空を飛びながら、周りを確かめてひとつの要塞に入っていく。なぜかマトリックスのエージェントのような動きを筆者がしていて、知り合いとともにその要塞のどこかの部屋に行こうとしていた。

途中に何か敵のようなものが現れて、それに気づかれないように避けていきながら目的地へ向かう。

夢なので自分の行動を第三者的に見るようなことができない。
身体は当たり前のように、その要塞の奥の方にある部屋を目指し、進んでいった。頭もその行動をしなければならないと思い込んでいる。


目的地の部屋にたどり着くと、ドアを開けて中に入る。それまでコソコソと動き回っていたのに、その部屋に入って行く時はなぜか大胆だった。


部屋の真ん中には少し知ってる人がいて、筆者はその人物と何やら会話をしている。
しかし、お互いの話は噛み合わない。


すると少し知っている人がいきなり筋肥大し、殴りかかってきた。
筆者はそれをなんとかよけ驚いていると、二撃目、三撃目が飛んできた。

それぞれの攻撃がかすりながらも筆者は直撃をかわし、三撃目の顔面への右ストレートをのけぞるようにやや右後方にかわしてから、筆者はカウンター気味に左ハイキックをいれた。


「バーン!」


大きな音がして、左足に確かな感触がある。
効いたのかどうなのかというところで、目の前の世界が斜めに歪んた。




次に見えた世界は、いつもの部屋だった。


筆者は左足を上げている。
バーンという音が反響しているクローゼット。
まだ音の余韻がある。

スマホをみて

2:45

が見えた。


左足がしびれだす。
そーっと、左足を下ろす。



















痛ってぇ


ブクマコメントありがとうございます!
ユゥヨ (id:byte0304)部長
目が覚めてから、痛ってぇ、でした😅
普段こんなこともしないし、ましてや左肺ハイなんて練習すらしたことないのに。
部長は仕事の方どうですか、部長もご無理なさらずに。

Pちゃん (id:hukunekox)さん
にゃんこ、いいですねぇ。
モフモフのにゃんこと遊びたい!
猫パンチを何かで誘うような遊びでもあきないだろうな😺

AKI (id:aki800) さん
カウンターをカウンター返しされました、クローゼットに。
え、敵?みたいな😅
この時期は仕事立て込んできます。せめて天津飯みたく腕4本とかに増やせたらいいんですけど💦

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【電車のひと短編⑮】時計台で、俯いたひと

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今回は、電車のひと短編です。

この話は通勤や出張の際に、筆者が見かけたり筆者自身にあったことを、読みきりの短編にまとめています。
過去のお話は、本編末のリンクから御覧下さいませ。


さて、今回のお客さまは、乗り換えの駅で見かけたひと、の話。

では、どうぞ。
















 出張で普段乗らない私鉄に乗った。
 そこから直帰となった帰り道、いつもと違うコースでいつもの私鉄へと帰路につく。


 筆者は普段、阪急神戸線の東西の行き来に揺られている。
 しかし、今日は違う路線からの帰途だった。

 だから乗り換えのため、いつもの路線のターミナル駅へと続く「阪急電車」の映画にもなった南北の路線に入り、その駅へと向かった。

 その駅は、随分と昔は東西と南北の線路が交差していたようだった。
 ダイヤモンドクロスと呼ばれていたらしい。

 今は東西が優先となり、南北のそれは東西の線路によって分断されている。
 筆者が揺られていた電車は、二駅でそのダイヤモンドクロスに到着した。


 到着した駅は、二階建ての立体になっている。
 その二階部分がドンと広いフロアで一階の各線のホームとつながり、乗り換える人が行き来する。

 その二階の中央にはぐるりとベンチに囲まれた、時計台があった。
 人々はその周りを十字方向から流れてきて、すれ違っていく。


 人の流れには波がある。
 電車が来たであろう時は、たくさんの人が。
 電車が過ぎ去りしばらくしたであろう時は、わずかな人が。

 それぞれのベクトルが、それぞれの向きへ、ぶつからないように進んでいく。


 そのうちの何人かは、時計台周りのベンチに吸い込まれていった。
 そのうちの一人が、時計台周りで俯いてスマートフォンを眺めている。

 そして、何回かの波が過ぎ去っていった。
 俯いている人は、人の波に隠されては現れ、現れては消されていた。


 ふと、俯いていた人が顔を上げた。
 また増えだした波の中から、時計台周りに一人の人が吸い込まれる。

 俯いていた人は、吸い込まれてきた人ににこやかな笑顔を向けた。
 吸い込まれてきた人もまたそれを返す。


 その様子をまた、人の波が隠しては見せ、見せては隠していった。
 どうやら何本かの電車が到着したようだった。

 俯いていた人は、いつの間にか時計台周りから見えなくなっていた。
 時計台の周りには、別の人が佇んでいる。


 その人もまた、スマートフォンを見て俯いていた。

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だから出だし、早いって

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
しばらくご無沙汰しておりました、ジローです。
皆様お元気でしたでしょうか?



ここのところ筆者は出張が続き、ちょっとブログから離れて本を読んだり、職場の人と普段いかないスタバでコーヒーを飲んだり、遠くに住んでいる友人から濃い相談を受けていたりして、いつもと違う時間をすごしていました。

たまにあるリセットの時間。
そんな感じでしょうか。
そして、また書き始めようということで、久しぶりの話を少し。

さて、明日は、11月11日。
そう、ポッキー&プリッツの日

筆者はグリコさんの回し者ではありません。
学生時代のコンビ名がこれ、だったのです。
surrealsight.hatenablog.com

そこで、今回は、馬鹿になれるか、の話。

では、どうぞ。















「どうも~」

と言いながら演者二人は勢いよく座敷を閉め切っている障子を開け、前屈みになってパチパチと拍手をしながら登場していった。

ワーっという歓声と、耳に響く指笛。
観客の顔は大抵が赤らいでいる。

登場した演者も観客も、全員が統一されたブレザーに身を包み、緑色の段柄のネクタイを締めている。



そこは20年前の貸し切り食堂の2階座敷。大学ラグビー部の公式な飲み会が監督、コーチをはじめ一部OBも列席の下開催されていた。



店の2階は、ずどんと座敷になっている。
それをコの字形に囲むように廊下と階段があり、廊下と座敷は障子で仕切られていた。

演者二人は、狭い廊下で料理を運ぶ店員さんにクスクスと笑われながら、ネタ合わせをしていた。

司会が障子を開けて
「そろそろ出番です」
と告げてくると、演者二人はアイコンタクトをして、
「ヨッシャ!」
と言ったりしながら、それぞれが頬を叩き気合を入れる。

障子の向こうでは、人影となった司会が咳払いをし
「皆様、ご歓談中失礼いたします」
と話だしており、ざわざわとしていた会場のボリュームがゆっくりと落ちていっていた。

司会は、
「・・・。」
と何か言っているが、廊下にいる演者の二人はほとんど聞いていない。
そうして
「では、ポッキー&プリッツのお二人、張り切ってどうぞ!!」
と司会が声をかけるのと同時ぐらいに、プリッツが冒頭のように

バンッ!!

と勢いよく障子を開けて、用意されていたスタンドマイクへかけていく。


「だから出だし、早いって」
と内心ツッコミながら遅れないように続いて筆者もかけていく。


座敷の奥にちょっとしたスペースがあり、演者の二人はその真横の障子を開けて飛び出していく。その中央には司会が使っていたスタンドマイクが置いてあるのだった。


そうしてマイク前に到着すると
「ポッキー、アンド」
と授業中に発表するように右手をまっすぐに上げながら筆者が声を張り上げると、プリッツ
プリッツ、でぇ~す」
と声をあげる。

会場は、野太い声と黄色い声、机を叩く音や空のペットボトルを叩く音などが重なった。
完全にボルテージの上がった観客を満足に眺めたプリッツは片耳に手を当て
「略して」
と観客席に呼びかける。
すると、赤ら顔のでき上がった部員やマネージャーが
「ポキプリ~」
と声を合わせて返してくる。


「いやいやいや、今日も盛り上がっていますね、ポッキーさん」
と嬉しそうに始め出すプリッツ
「ほんまですね、プリッツさん」
と一応返す筆者。



筆者はもうちょっとましな入場の仕方があるんじゃないかと思うが、プリッツは自分の考えたこの入場方法が気に入っているらしく、頑として相方のクレームを受け入れることはない。
1回生の時だけでよかったネタは味をしめた相方のおかけで4年間、彼が部を離れていた期間を除いてことある毎の部の飲み会でやることになり、筆者は最後の自分達が引退する時の飲み会まで、この入場からやらないといけなかった。


筆者は恥ずかしいことこの上ない。
しかし、「ポッキーさん」と呼びかけてくる満面の笑みを浮かべる心友の表情は、どうしても憎めなかった。



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