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こんにちは、ジローです。
このブログも間もなく2カ月。
記事も気がつくと50本超えてました。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。
さて、今回は、垣間見た意識の高さの、話。
では。どうぞ。
彼女は、職場に出入りしているヤクルトさん。
これまで、筆者は何人かのヤクルトさんに出会ってきた。
若い人もいれば、年配の方もおり、商売上手な人もいれば、押しが強すぎる人もいる。
今日の人は、よく見かけるんだけど、実際買ったのは初めてだった。
ヤクルトさんは販売所からカートを押してやってくる。結構な量が入っているため、重たそうだ。
ヤクルトさんはカートと小さなカバンとを使い分ける。
基本的に商品を自分で買い取り、それを販売価格でさばくようで、出来高の要素が多分にあるようだ。
限られた時間で可能な限り捌いていく。
足らずが多すぎれば、客は離れるし、ムダが多すぎれば自分が疲れてしまう。
彼女はいつもハキハキしている。
会社のフロアで、挨拶をして
〇〇さん、いつものやつですね
みたく、やっている。
彼女はフロアから出るとドアの邪魔にならないところで、すぐにメモ帳を取り出して、何やら書いている。
そして次のフロアに行く前に、またメモを見ている。
手早く商品をカートからカバンに補給している。
そして、メモを閉じて、軽く息を吐き、笑顔をつくって、ハキハキした声で挨拶をしてフロアに入っていく。
さながら、~モードのように。
これをいつもやっていた。
彼女はよく人の名前を声に出す。
挨拶されて、爽やかな笑顔で名前を呼ばれて、気持ち悪い人はいない。
ある後輩は、一時研修で転々と部署を変わっていたが、彼女は会う度に
あら〇〇さん、今日はこちらですか
と言われていたようだ。
よく憶えているな、と感心していたらしい。
メモにはお手製の座席表が書いてある。そこにメモが細かく記載されている。
単に名前と品名だけではない。
初めて、その人から豆乳を買ってみた。
種類と値段を告げられて、選別してお代を払う。
払ったときに、普段なら
ありがとうございました
と言われて、ヤクルトさんは去って行く。
しかし彼女には、間があった。
時間にして、おそらく1,2秒。
2秒は言い過ぎかもしれない。
ただ
えっ、何かあったかな
と一瞬思ってしまう、間。
彼女はその間で、しっかり顧客の目を捉えている。
そして、
ありがとうございました!
と笑顔で切り替えされる。
多分、特徴をインプットしようとしている。
固定客は座席と名前をメモすれば良いだけなのかも知れない。
しかし、浮遊客もちゃんと憶えようとするところに、意識の高さを垣間見る。
フロアから出ると、何やらまたメモっている。
やけにデカい人に豆乳が売れたとは、たぶん書いてないだろう。
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