ジローの部屋

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【県庁のひと編②】自分の仕事の、その先に

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さて、今回は、県庁の人編の第2話。

なんとなく見えてきたもの、の話。

過去記事はこちら↓
surrealsight.hatenablog.com


臨時職員である彼女は、自分のしている仕事が何に役に立っているのかよくわかっていなかった。

だから、安全についての仕事を実際にやっている現場を見に行ってみたいと思っており、会議で誘われた現場に行ってみたようだった。

その現場は地区で開かれている集会みたいなものに、安全についての話が予定に盛り込まれていて、そこで具体的な防止方法や危険に関する対応要領なんかを参加者で勉強する、というようなものだった。

その中で、自分が資料としてまとめている統計の数字を参考に、身近にある危険についての話へフィードバックされている。

こうやって使われていくのかと、納得した彼女は、自分がまとめている資料がそういう現場で使われやすいものかどうかを考えてみることにした。

今までの送信している資料は、以前からの様式があって、そこの月日と統計数字を形式的に変えているだけのもの。

それがいわば当たり前で、この仕事が何につながっているのかが見えてこないものだったようだ。

そこで情報を整理し、特徴を考えて、レイアウトを変えてみると、情報の受け手から、

わかりやすくなった

という反応が返ってきた。

彼女は、また誘いを受けて、現場の見学にいく。
ただ、周りからは

なんでそんなところに行ってるの
自分の仕事が回らなくなるぞ
そういうのは、そこでやってる人らの仕事だからやってもらってたらいいんじゃない

という冷ややかな注意を受けていた。

なんとなく見えてきた、面白みとなんのための仕事なのか、ということ。
そして、今までの前例という固い様式。

割り切ってしまえば、淡々と片づけることができるのかもしれない。
しかし、じゃあなんでこんな仕事があるんだろう、と考えると簡単に割り切っていいのだろうか。


季節は夏が近づいてきた。
そこに、新規で安全に関する啓発をするようなイベントをするように、上から指示が降りてきた。
時期は、その年の夏から秋にかけて。

その担当に、彼女は指名されてしまった。

え、どうやってやるの?
過去にそんな資料ないし。

まわりに聞いても、頑張ってと言われるだけで、どうやったらいいのか誰も積極的に乗ってきてくれない。

皆自分の仕事で忙しいので、そんな前例のないものは避けられているようだった。


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