ジローの部屋

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こんにちは、ジローです。
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おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。


さて、今回は、5年目の新人、の話。

では、どうぞ。











以前の勤務先で新人としてやってきた人から連絡が来た。

彼もまた学生時代にラグビーをしており、歳は筆者と10以上離れている。
当時の勤務先である営業所は規模が小さかったので、時々話をしていた。


彼は3年目に関東方面へ転勤になり、そこからは連絡を取ることもなかった。
Facebook で更新記事が載っていたので、あぁ、生きてるんだな、という感じだった。


関東に転勤してから2年が経ち彼はまたこちらに戻ってきて別の営業所になった。


帰ってきたことも異動通知をみて知っただけ。

連絡もしていない。



そんな彼から最近電話がかかってきた時には、筆者はかなりびっくりした。

彼はどうやら仕事をやめたらしく、新しい仕事に転職していて、挨拶をしたいということだった。


聞けば大手外資系の保険会社の名前を出し、そこでまずファイナンシャルプランナーをめざし、勉強しながら営業の仕事もしているようだった。


正直筆者は保険に入る気はさらさらなかったので、一瞬断ろうかと思ったけれど、どういう真意があるのか自分で確かめようと思い、会ってみることにした。


以前の営業所でも話はするものの、仕事上の話だけだったので改めてこういう形になると、どうなんだろうと勘ぐってしまう。


もし話もそこそこに、保険の勧誘をしてきたのであれば、足元を見られたなと思ってしまうかもしれないし、彼の中ではその程度なんだなと思っていた。


仕事が終わって待ち合わせの駅に行き、喫茶店に行くと彼は気を付けをして、挨拶をする。

そして、今の職場の名刺を差し出してから、自分が仕事を辞めた経緯を話し出した。


元々彼がしていた仕事は、筆者と同じ仕事であるわけだが、思い描いていた理想と現実に乖離ができたようだった。


ただこなしていくだけであれば、続けて行けば良かったのかもしれない。

元々やりたかったこと、現実に彼に与えられた仕事は筆者から見ればやりようなところがあるような気がする。

だが、それは個人の考えなので、筆者は自分の思いを胸にしまい、彼の話を遮ることはしなかった。


辞めたのは社会人になって5年目。
一応仕事に慣れた3年目あたりから、違和感があったようだ。

それでその違和感をたまたまそこの会社で働いている先輩に話したところ、そこの仕事の魅力について語られ感化したらしい。


彼は転職後今の職に就いた理由についての話を、当時同じ営業所で働いていた何人かアポを取って、筆者ににしたようにしたらしかった。


ある人は会ってくれず、
ある人からは会って心配され、
ある人からは甘いと注意され、
ある人は応援してくれた。


彼は独身、まだ20代。

筆者は正直もったいないなと思いながらも、自分のやりたいことへ変化を起こそうとする、いや、変化起こした彼を、どこか羨ましくも思う。


当然今の自分には、そのような選択肢はない。




彼は、保険の勧誘をしてこなかった。
そのあたりは、ちゃんと分かっているようだった。
会社で色々とノウハウを学び、いかに魅力的な話をして人を惹きつけるかということを勉強しているらしい。

せっかくなので、その営業心理学的なところを筆者は興味を持って色々と聞いてみた。

業種が違うのでなかなか面白い。


そうしていくと元々1時間程度と設定していた時間は、30分ほどオーバーして、あっという間に過ぎ去った。


筆者らは席を立ち、会計はこちらで支払うことにした。

他業種の人との、勉強時間。

そう考えると、彼のおかげでそのコーヒー代も意味のある時間を買ったお代に、なったような気がする。




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