ジローの部屋

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日頃の生活に、何かプラスになることを。

続々 消せない、烙印

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。
こんにちは、ジローです。
いつもたくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!
おかげさまで、筆者はぼちぼちとこのブログを続けられています。


さて、今回は、
surrealsight.hatenablog.com
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の続きを進めていこうかと。

では、どうぞ。







前回までのざくっとしたあらすじ
筆者の同僚で、ダメ社員の烙印を押された人。
烙印を押してきた元上司は、筆者らの隣の島に変わっているがそこからもまだその同僚の人をネタにして話してきていた。
人当たりのいいと思っていたその元上司は実は表向きの話で、同僚の”その人”も同じように思っていたらしい。筆者はその人との仕事を重ねていくが、ダメ社員のようには思えなかった。
そうして迎えた、11月。
ある営業所がトラブって炎上し、本社から火消しのテコ入れが入ることに。
そこに筆者らの係が指名された。





とある営業所がトラブって炎上した。


営業所で3人のチームで対応している案件が、焦げ付いてしまっていた。
なかなかないパターンの対応だったので、筆者たちは過去の経験から応用をきかせて対応を図ろうとした。





筆者らのいる係は4人の係。現場の指導、研修が主な業務だ。
この4人の上に1人の上司がいる。
筆者は秋から係の2番手になっていたので、当然1番手がこれを取り仕切って全体で協力する必要があった。

これまでこの話ででてきていた、「その人」は3番手にいる。



ところがここで、思わぬ関係性が見えてきた。


それまで筆者らの係では、それぞれがそれぞれの仕事を進めていた。
たまに2人でやる仕事はあっても、4人でチームになってということはなかった。
だから、それぞれ仕事のやり方も違うし、速度も、仕上げるレベルも違っていて、そこを上司がうまく差配しながら調整していたようだった。


この仕事は、1つの案件からいくつかの仕事が枝分かれするが、当たり前のようにそれぞれの仕事は独立していなくて連動している。

これがやっかいなところだった。


チームの仕事に慣れている筆者と、その人。
係に新しく入ってきたばかりの4番手。
そして、自分の仕事をこなしてきた1番手。



もともと1番手は仕事が早かった。
よく自分がやった仕事を見せてくれていたが、そのころは驚きしかなかった。
筆者やその人は、言わば、たたき上げの人間。その畑の仕事を転勤はしながらも続けてきていたのだ。
しかし、1番手は中間管理職になって初めてこの分野に足を踏み入れている。そういうキャリアでありながら、本社で研修などの担当をして、かつ1番手なのだからよほど涼しいのだろう。



筆者らは1番手を筆頭にこれら作業を分担しようとした。
しかし、1番手は自分の仕事を選んで進めていくが、全体の進捗を見ることはないし、現場の営業所とも調整をしない。


自分で得た情報は率先して上にあげるが、こちら側に共有することはしない。
だから、引継ぎがなく仕事が被ってしまったり、作業順序がおかしいためにフリーズする班が出てきたりとなってきた。




4番手は、元そこの営業所出身。
知り合いもたくさんおり連絡も営業所の職員につきやすいが、4番手のため意思決定権がない。
だから、本社の指示を下ろしていっても現場からの疑問に即答出来ないものがでてくる。
そして、役職が1番手や筆者よりも1つ下になる。そのため、1番手になかなか意見が出来なかった。





さらに、指示を下ろす人が多い。
上司、1番手、4番手。
船頭が多いと船団の航行速度は一気に減速する。



筆者は1番手の隙間を縫って円滑に流れるようにフォローしていくが、1番手はそれを上回る感じで進めていくので埒があかない。
そして案の定、営業所に上からの無茶ぶりを投げつけていた。営業所は慌ててそれの対応をする。当然、現場の声は批判めいてくる。


筆者はその人に、過去の話を聞いてみる。
現在の1番手の話は、今も昔も変わらないようだ。
自分でやってきた経験で得意な部分だけをいいペースで進めていく。
これがわかってきた。
得意じゃないところは手を上げることすらしない。
見せてくれていた成果物は、経験のある出来るものばかり、だったのだ。






本社が入っているのに、効率が悪い。
ひいては、この火消が火消に終わらず、さらなる火事になってしまう。


当然、筆者らは自分達の業務も抱えている。計画していた研修もあり、まだ作らないといけない教材もあった。

1番手はそこを見ている。付け焼き刃的な対応をして、あとは現場がやればいいだろうと踏んでいた。
現場からすれば、勝手に手を広げられて、丸投げか、という。


しかし、修正をきかすにも限度があった。手を引くにもタイミングというものがある。
筆者とその人はまだ支援の継続を、と考える。こんなところで手を引かれたら現場はたまったもんじゃない。


その人の経験でも、その案件は専従でかからないといけない案件。通常の係の業務の作業負担は増えるが、人数を分割してやるしかない。


しかし、上司の判断は
「両方やる」
だった。


筆者らは本社にいる。出来て当たり前のところにいる。
だから、適当なことは出来ないし、当然の結果を出さないといけない。


筆者は1番手には申し訳ないが、その人と筆者、2人が中心になって営業所支援を回すことを上司に進言した。チームのポジションを変更する。
立場上、筆者は取り仕切りと作戦立案、その人を前線の中心に据えて。


後の業務は現場で隙間をみてやるしかない。
その人は、これは無茶だという。


しかし、やるしかない。
そして、やりきれば何かが変わるはずだと筆者は思っていた。



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ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
あの時の激務が始まります。もう一回やれと言われるとなかなかきついですね😅

>テイルズ(id:MyStory)さん
ポジションを明確にしたことで、ここからまた流れが変わります。無理ならまだいいんですけど、無茶ならしたくないですね。ほんとに😥

>ユウヨ(id:byte0304)部長
たぶんそれがハマったらいいんだと思います、それで。しかし、そうでないときもあって、その辺は戦術を変えていきたいところなんですけど、さもありなん、なんです😥

>山田さん(id:kirakirapark)
ありがとうございます🙇ちょっと更新も滞っておりましたが、そろそろ再開いたします。ご期待に沿えるかわかりませんが、お楽しみいただけば幸いです。