ジローの部屋

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日頃の生活に、何かプラスになることを。

【プリッツ編 完結】おそらく、誰かに思いを重ねて

ジローの部屋へようこそ。

いつもたくさんのスターやブクマなどありがとうございます!


さて、今回はプリッツ編が完結します。

では、どうぞ。





プリッツが復帰して、全員がそろった。

プリッツは自分なりに出来ることを探し、トレーナーのような立ち位置に落ち着いた。

キネシオのテーピングが詳しかったことで、試合前はプリッツのところに列ができた。


彼はどうやって、心理的に立ち直ったのか。

そこは筆者も聞くのを忘れていた。


筆者はその夏に、試合で足首を複雑骨折した。

ポッキーもプリッツもよく折れる。

全く、当事者となると笑えないけれど。


4回生になり、ケガを治して試合にでると、試合中に外から声を振り絞っているプリッツがいる。

トライを取られて、試合再開前に水を飲むときは、声をかけてくる。


彼は、彼なりに、彼のやり方で試合に入っていた。

おそらく、誰かに思いを重ねて。


筆者はあまりトライを取ることはなかったが、最終学年で一度トライをとった。

その年の夏に、筆者は今度は左膝にヒビが入ってしまったが、なんとか治して、リーグの開幕戦に間に合った。

ケガからの復帰して間なしだったが、なんとか走りきって珍しくトライがとれた。

足の状態はまだ完全に治りきってなかったので、隣にフォローで走っていた味方にパスをすれば、もっと難なく取れたトライだったかもしれない。

周りからは、無理すんな、パスしろ、という声が聞こえる。

普段なら、パスを選ぶ。


しかし、そのチャンスはなんとか自分で決めたかった。




相手インゴールにボールを置き、レフェリーのホイッスルがなる。

相手がぶつかってきていたが、なんとか間に合った。



チームメイトが、だから無理すんなって言ったのにと、声をかけてくる。

わかっている、ただ譲れなかった。


プリッツが水をもって声をかけてき、ハイタッチをかわす。


このトライは、ポッキー&プリッツのトライだから。



あとがき

長々と続いたプリッツ編を読んで下さりありがとうございました!
ブログを書き出して1ヶ月半がすぎ、気がつくとジローの部屋への訪問者さんは延べ5000pvを超えていました。

こんな雑記ブログにお付き合い下さいまして、本当にありがとうございます。今後も徒然なるままに、したためていけたらと思っていますのでよろしくお願いします。

いろいろな人のブログがあるので、こちらもどうぞ。
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