ジローの部屋

ジローの部屋

日頃の生活に、何かプラスになることを。

リズムを刻む、一見さん

前回は、Pちゃん (id:hukunekox)さんのハニーズ物語のおかげで出張はなんとか首尾よく終えることが出来た話でした。
surrealsight.hatenablog.com


今回はその出張先での、ちょっとした出来事を1つ。

では、どうぞ。









朝霧の河川敷


今の職場に配属になって3回目の出張。
前2回でもやってみたので、今回も少し荷物が増えるがやることにしていた。


朝5時台のいつもの時間に目覚ましが鳴り、天井をみて、家じゃないんだと再認識する。
見慣れないテレビのニュースは、霧の状態による鉄道の遅れを知らせていた。
窓を開けると、あたりは白い煙に包まれているよう。
きっと、日本海から流れてくる湿った空気が陸地に上がって温度変化で起こるのだろう。


用意していた靴を履き、筆者は外に出た。


街の中は駅前の再開発によりあちこちが工事中で、アップをしながら歩いて抜けていく。
中心部から少し西に行くと路面電車が渡っていく大きめの川があり、そこに架かった橋にある街灯の灯りが、周りの白さの中で丸い存在感を出していた。


ちょうどそこは、宿泊先に来る際に目星を付けていた河川敷。
行ってみるとやはり降りていく坂道があり、川岸に舗装されたコースがあった。


筆者はそこを、一定のリズムを刻んで駆けていく。
寒すぎずひんやりぐらいで、ちょうどいい感じ。


まばらだが何人かの人達が歩いていて、その人達を追い抜いたり、すれ違ったりしながらリズムを刻んでいく。

2キロ程すぎたとき、不意に老夫婦に挨拶をされた。
筆者はちょっと戸惑ってから、挨拶を返した。
返した時はもうすれ違ったところだったので、ちょっと失礼になってしまったにちがいない。
刻むリズムの感覚を緩めて振り返ってみると、その人達は別のすれ違う人にも挨拶をしながら、テクテクと前にリズムを刻んでいる。



なるほど、そういうことか。



そこから筆者は刻むリズムを元に戻し、すれ違う人達や追い越していく人達に、朝の挨拶をしてみることにした。

見知らぬ土地で、近所の者でもなく、その日限りの一見さん。
そんな者からの声にも、ちゃんと返ってくる。




あっという間に時間が過ぎていき、そこそこの距離になったので刻むリズムを緩めてみた。

周りはまだ白みがかかっていて、ぼんやりしている。
しかし、どこか澄み切ったような、そんな清々しさでいっぱいになった朝だった。





追伸

ご訪問ありがとうございました。
またのお立ち寄りを、お待ちしております🙇



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ブクマコメントありがとうございます!
>まっこおばさま(id:makkosan70)
こっちではなかなかみないですね。朝に走ったら、もしかしたらしてくれる方がいらっしゃるかもですけど。公園とかなら、自分から挨拶してみようかなって思います。

>テイルズさん(id:MyStory)
おかえりなさい!霧がさっと晴れていきましたよ、爽やかに✨
Pちゃんさんはたくさんのブロガーさんとのご縁をおもちです。私も端っこの方のご縁をいただいております😂

>Pちゃんさん(id:hukunekox)
本当にそうなんです。温まりました。
走ってるのですぐに暑くなりました😆

>Momさん(id:Newday)
そうなんです、とても清々しい朝でした。最近道行く人に挨拶なんてしてなくて、こういうことって大切だなって思いました。老婦人がとても爽やかで、歳を重ねてもそうあれることって素晴らしいなと思いましたよ✨✨✨✨

>ユゥヨ部長(id:byte0304)
いい出会いがありました。まさに朝活😊とてもいい朝になったので、一日が楽しくなりましたよ✨✨