ジローの部屋

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【プリッツ編①】ポッキー&プリッツが、できるまで

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さて、今回は、学生時代に組んだ身内限定のお笑いコンビの話。



学生の頃、ある沖縄の友人がコンビを組もうと言い出した。

筆者の大学は関西の教育大学。
必然的に男性の少ない大学で、体育会は存続に必死だ。

筆者は大学からラグビーをやりはじめた。

経験者だけではなく、初心者にも大いに門戸が開けていた部だった。

それまではサッカーをやっていたが、筋トレをしたくてラグビー部に入部した。

そこで知り合ったのが、沖縄出身の彼だった。


秋にリーグ戦が終了する。

リーグ戦が終了すると恒例の部の飲み会があった。




当時の部の掟で一回生はネタをしなければならなかった。

飲み会のある意味メインイベント的な位置に組み込まれていた。

ピンでもいいし、コンビでもトリオでもいい。

ただ、すべるとかなり飲まされるという、まことしめやかなうわさが立っていた。

関西に憧れを持っていた彼は、すぐにツッコミ役に筆者を指名してき、コンビを組もうと言い出した。

やたらと楽しそうに、彼はネタ作りにとりかかる。



そういうわけで、できたコンビがポッキー&プリッツ

日焼けと線の細さが印象的だった筆者と彼とのコンビができあがった。

筆者がポッキー、沖縄の彼はプリッツということになった。



プリッツはめちゃくちゃ面白いネタを考えるから、と自信ありげに話している。

筆者は特に期待することなく、いかにバッサリと切り捨てるかということを考えていた。

これがちゃんと役作りをして、彼の部屋で彼の彼女の前で、リハーサルをしなければならない。


プリッツの彼女は岡山出身でよく笑う人だった。

プリッツは、最初の入りから練習したいらしく、こだわっている。

仕方がないから最初から付き合うことにした。



どーもー

と言って、仮想マイク(完全にエアーマイクスタンド)の前に立つ。

プリッツの彼女は爆笑している。


プリッツと典型的な導入の流れをして、自分たちのコンビ名を紹介する。

プリッツの彼女は爆笑している。


ショートコントをプリッツが考えたが、筆者はどうも面白いとは思わないが、一応やっていく。

ショートコントが始まった時点で、プリッツの彼女は爆笑している。


やめや、やめや。

観衆がウケすぎやろ。


プリッツは、

勝手にやめたらだめだよ。また最初から。

といい、始めの位置に戻った。


何をやってもウケている彼女は全く練習になってない気がする。

リハは数回行われた。



無観客もあったが、最終のツメの際には、またプリッツの彼女が現れた。

案の定、すべてにおいて爆笑している。

笑いの沸点が低すぎる彼女で自信をつけているプリッツ




これ、ほんまにおもしろいんやろうか。



本番は、なぜか、大成功だった。

皆飲んでいるので緩かったのかもしれない。


酒の勢いは、理不尽だ。

結局、ウケてもすべってものまないといけない。


ただ、プリッツが味をしめてしまった。

部の飲み会があるたびにやろうと言い出し、一回生の時だけでいいのに、とうとう四年間やることになった。



もうすぐ、ポッキーとプリッツの日が近づいてきている。

そんなことを、思い出した。


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