ジローの部屋

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【電車のひと短編③】電車内の背後には、ご注意を

いらっしゃいませ。

こんにちは、ジローです。

おかげさまで、本日で、ブログが2カ月継続したことになりました!

皆様、これまでたくさんのご訪問ありがとうございます。

とりとめもない話が、散文的に続いています。

そんな状況ですが、たくさんの星やコメントをいただき、文章表現をしていくことの楽しさを筆者は感じているところであります。


さて、今回は、痴漢の話、ではありません(笑)
電車のひと短編となります。
関連する過去記事はこちら⬇
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では。どうぞ。




先日、電車でたっていると前の人がマンガを手にして、ページを繰っていた。

湘北対山王工業戦の最終巻。

知る人は知る、スラムダンクの最終巻だった。


同い年くらいかな、ちょっと上かな、ぐらいの人がドアに向かって真剣に見入ってる。

読んだ人はご存知だろうが、このマンガは人の描写が丁寧だ。

そして、それぞれのキャラに名言がある。


このマンガを手にしている人は、何がしたいのか道に迷ってるんだろうか。

筆者はふと、考える。

何か打ち込めるものを探してるんだろうか。

名言の多いこのマンガに何か意味を見出そうとしているような気がする。


その人の手の中のページは、主人公達の試合を観客席で応援する、主人公と同じ学校の生徒や地方大会でのライバル。

ディフェンスに回り攻め込まれている主人公達に、「死守」と叫んでいる。

必死になって、体力振り絞って走る選手と客席で声を振り絞って応援する構図に引き込まれる。


ししゅ、か、と考え込む。


叫ぶほど何かを応援することってあるだろうか。

ここまで、打ち込んで来たというものがあるだろうか。

そんなことを考えさせられる。








やばい、ガン見してしまってた(;゜O゜)


奇跡的に、その人は完全に世界に入っていた。

背後でガン見しているデカい人間(筆者は187、ボウズ、乱視のため目を細めて焦点を合わせている)の存在に気付いていない。

危ない、危ない。


まぁ、無理もない。
今呼んでいるページは、左手はそえるだけ(※)、だから。


その人は後書きの文章だけのところも、しっかり読んでいる。
確かに、そこも外せないな、余韻に浸りたいし、と妙に納得する。

電車が駅に到着した。ちょうど読み終えた人は、颯爽とホームを歩いて行く。きっと、その人は、迷いが晴れて何か見つけたに違いない。

注※・・・気になる方はスラムダンクを手にしてみて下さい。最後までお読みになれば、ご理解いただけます。

いろいろな人のブログがあるので、こちらもどうぞ。
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