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さて、今回は、子どもの質問に困った、話。
では、どうぞ。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
これは平家物語の冒頭。
中学の時に、国語の時間に教科書に載っていた、この冒頭を、当時の国語の女性教師は
全員暗唱できるように
という宿題を出した。
当時はあんまり意味が分からなくて、ただこれは憶えていた方がいいからという彼女の意見で、皆個別に確認テストを受けていた。
ただ、どうも深い意味がありそうで、当時記憶したこの冒頭は何故か忘れなかった。
大学に進み、哲学の講義を受けているときに、テーマが平家物語を使ったもので、冒頭の話が出て来た。
教授がさっと見渡し、さも答えられないだろうというフリをして筆者を当てた。
筆者はさらさらと冒頭を全て答えてみると、教授も周りも皆驚いていた。
憶えていて何かの役に立ったかというと、この時の発表の時にだけ、役立った。
これは本当に極端な例だが、勉強はどこかにつながっていて、それに気付けるのか、どうかみたいな側面はあるように思う。
国語の教師は、古典の授業を通して社会で生きていくときの理を伝えたかったのかも
知れない。
実際、この冒頭の考えは人生の戒めのようなもので時々顔を出していた。
そういうことは、その時々では分からなくて、時間差で染み込んでくるような、そんなものもあるような気がする。
最近小4の子どもに、
なんで勉強をするのか
と聞かれ、なんて答えたらいいのか、困ってしまった。
暗記するもの、やり方を憶えるもの、それがいろんなことにつながって…
と、いろいろとあるが、
大人になっても勉強をせなあかんくてな
と話してみる。
彼女は
会社行ってもテスト勉強せなあかんの?
と少し驚いていて
私も来週テストやから一緒に頑張ろか
と納得した様子。
なんか、誤魔化した感じになってしまった。
筆者はこれを上手く伝えたい。
だが、まだ自分の中で上手くコトバに出来ていない。
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