ジローの部屋

ジローの部屋

日頃の生活に、何かプラスになることを。

【後編】倒れた人の、原体験 

いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。

こんにちは、ジローです。

たくさんの星、ブクマやコメント、本当にありがとうございます!

おかげさまで、ぼちぼちとこのブログを続けられています。



さて、今回は、昨日のお話の続きです。
surrealsight.hatenablog.com



いやぁ、やっちまったよ





脳震盪の先輩は、ケラケラ笑って帰ってきた。
ほんと心配してたのが、あほらしくなるくらいだ。

誰かが怒って俺の名前呼んでてさ

みたいなことを言っていた。

え、聞こえてたんや。
意識あったのか!?


でもあんまり憶えてないんよな。

そりゃそうだ、頭強打してたんやから。

そんな感じで、部に入ってからの最初の救急車は過ぎ去っていった。

先輩に聞くと、久しく救急車なんて部の歴史でも、呼んだことなんてなかったらしい。


ラグビーって危ないんやな。
ちゃんと首鍛えよう。

筆者は自分なりにこの出来事について考えて、自分がそうならないように、首の筋トレのメニューを拡充させることとした。



翌年の秋のリーグ戦。
相手は優勝候補の大学のチームだった。

筆者のいたチームは善戦をするものの、途中で逆転され、追いかける場面になった。
相手陣内に入り、ラインアウト(サッカーでいうスローインみたいなやつ)になった。
ここで、練習してきた温めていたサインプレーを繰り出そうと全員が構えていたところ、スローワーからのボールが不安定になる。

サインプレーを強行したところ、味方が一人相手に捕まり、強烈なタックルを受けた。




ドンッ




鈍い音がして人が倒れる。

一瞬の間が広がる。




この音は、アカンやつや。



案の定、倒れたチームメイトは白目をむいていびきをかきだした。

○○!!

倒れたチームメイトの名前を叫ぶ。


歯を食いしばりながら、変ないびきをかいている光景は、以前の光景と同じだった。


口が開いたときに手を突っ込んで呼吸ができるようにして、呼びかける。

今度はマネージャーも泣いてはいない。


救急車!


と誰かがいうとすでに通報を始めていた。

チームメイトがしきりに名前を呼ぶ。


倒れたチームメイトは、いびきが収まったが、のたうって、気持ち悪いのか大声を出していた。


すぐに救急車がやってきた。


相手チームは呆然としていて、

もうこの試合棄権でもいいから

と言っていた。



自分たちはこのチームに勝つために練習してきていたので、試合続行をお願いし、結果、ぎりぎり追いつかず、負けてしまった。

診断結果は脳震盪だけで済んだ。

そして、頭をかきながら、ケラケラ笑って帰ってきた。

いやぁ、やっちまったよ



笑い事ちゃうっちゅうねん


脳振盪だけで済んで、ほんまによかった。


このチームメイトも叫んでいたことは憶えていなかったが、なんか声は聞こえていた、みたいな不思議なことを言っていた。

届いてるんだろうか、声。


だけど、笑い事で済まないことがリーグ戦が終わった冬の練習中に起きた。

それがプリッツの選手生命を絶ったあのケガだった。
surrealsight.hatenablog.com





とまぁ、学生時代だけで目の前でヤバいのを3回も見たので、筆者はある意味慣れていたのです(慣れたくないけど)
プリッツの時は首だったので、また状況が違って、しかもケガの大きさが大きさでしたが、そんな経験も何かの役に立つときが来るようです(笑)


お問い合わせはこちら
surrealsight.hatenablog.com

いろいろな人のブログがあるので、こちらもどうぞ。
ブログアンテナ